八条学園騒動記
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第六百五十五話 それでも真似るその十二
「そうだったな」
「薔薇に何かしようなんてね」
「しないな」
「お花に罪はないから」
ロミオははっきりと答えた。
「だからね」
「そうだな」
「そんなことしても意味ないしね」
「それも全くだな」
「うん、馬鹿じゃないとね」
「それだ、馬鹿だ」
洪童もその通りだと答えた。
「そうした馬鹿もだ」
「韓国にいるんだ」
「じゃあエウロパの花を取るか」
「確か薔薇だな」
タムタムが言ってきた。
「十二色薔薇だったな」
「花びら一枚一枚が別の色のな」
「赤、黄色、青、白、黒、紫、橙、ピンク、緑等のな」
「本当の十二色のな」
「その薔薇だったな」
「何でも一色一色が欧州各国でだ」
「その誇りも表しているな」
そうした意味でエウロパの国花に定められているのだ、人工で造られた花であり連合にもある。
「そうだったな」
「その薔薇に何かするか」
「誰がするんだ」
タムタムもこう言った。
「馬鹿か」
「花に罪はないからな」
「花は観て楽しむものだ」
「そうだな」
「そんな馬鹿なことはだ」
それこそというのだ。
「誰がするか」
「本当にそうするな」
「二次大戦のアメリカでいたそうだがな」
その頃のこの国ではというのだ。
「日本と戦ってな」
「桜の木を切った奴がいたな」
「ワシントンに植えられていた桜の木を」
この話は歴史として残っている。
「歴史に残る馬鹿として知られている」
「そして同じレベルの馬鹿がな」
「韓国にはいるか」
「それも多くな」
そうだというのだ。
「これがな」
「そうなのか」
「そうだ、日本が絡むとな」
「馬鹿が多いか」
「普段からデモで暴走する奴が多いがな」
それと共にというのだ。
「日本が絡むとな」
「そんな奴が出て来るか」
「それも多くの韓国人が止めず」
そうしてというのだ。
「義挙と言う」
「いや、義挙じゃないよ」
ロミオは一言で終わらせた。
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