八条学園騒動記
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第六百五十五話 それでも真似るその十一
「どうしてもな」
「日本の得意なジャンルには何でも進出して」
「乗り越えようとしてな」
「それでだね」
「無駄に力を消耗して歴史でも何でも日本に文句を言ってだ」
そうしたこともしてというのだ。
「デモでもそうでな」
「無駄に力を使って」
「おかしなことになっている」
「千年の間」
「だからそこを何とかすべきだとな」
その様にというのだ。
「考えている、日本と聞かれてもどの国か」
「それ位にだね」
「多くの韓国人が日本を知らないかな」
「忘れるんだね」
「そうした風になればだ」
それならというのだ。
「本当にだ」
「韓国は今とは全然違って」
「今よりずっとまともにやっていける」
「そうなるんだね」
「そう心から思っている」
「連合にいるなら敵はエウロパだ」
タムタムはこのことを話した。
「もうそれはだ」
「絶対だな」
「日本が敵か」
「同じ連合の国だな」
「そのことは変わらない」
「エウロパが敵でな」
「衝突しても同じ国の中にある」
連合というその中にというのだ。
「それならだ」
「衝突しても一時だな」
「そして時には手を結ぶ」
「ことと次第でな」
「いつも日本と対してもだ」
「利益はない」
「ある筈がない」
タムタムは苦い顔で述べた。
「それこそな」
「まさにそうだな」
「感情でそうするものではない」
「中には日本と揉めると桜の木もな」
それすらもというのだ。
「切ったりする奴がある」
「桜は日本の国花だけれど」
ロミオが言ってきた、このことはこの時代でも同じだ。もっと言えば菊もまた国花であり続けている。
「日本の象徴だからだね」
「切る奴が出る」
「桜の木に罪ないよね」
ロミオは洪童に首を傾げさせつつ尋ねた。
「そうだね」
「ないがな」
「それでもそうするんだね」
「他の国にはそんな奴はいないな」
「アメリカと揉めてもね」
「アメリカの国花は薔薇だな」
この時代は正式に定められている。
ページ上へ戻る