八条学園騒動記
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第六百五十五話 それでも真似るその十
「かなり凄いが」
「そうはなっていないか」
「そんなことばかりに使っている」
「特に日本に対してだな」
「津j音に全力でな」
最早そうした感じでというのだ。
「使っている」
「浪費か」
「浪費の極みだ、金も人材もそのエネルギーもな」
「浪費し続けていてか」
「千年以上な」
二十世紀後半からだというのだ、一九四五年の独立光復節と言われる日からだというのだ。その八月十五日からだ。
「そうしている」
「そうなのか」
「だから余計にな」
「何とかしたいか」
「俺みたいな考えの韓国人が増えて欲しい」
洪童は心から言った。
「そして日本はどうでもいいとさえだ」
「考えてか」
「韓国は韓国でな」
その様にというのだ。
「考えてな」
「国家を運営していくべきか」
「そう考えている」
真剣にというのだ。
「俺はな」
「それ普通の国だと簡単だよ」
ロミオは素っ気ない口調でピーナッツを齧りながら話した。
「本当にね」
「そうだな」
「だってその国はその国でね」
「その国の戦略があるな」
「国家戦略がね」
「それがあるからな」
「それに基づいて考えることで」
それでというのだ。
「そんなね」
「日本がどうとかはな」
「参考にはしても」
発展のだ。
「時には反面教師にしても」
「それでもだな」
「参考にする位でね」
「何でもかんでも対抗してな」
「乗り越えようとかはね」
「考えないな」
「その国それぞれのね」
まさにというのだ。
「向き不向きもね」
「本当にあるな」
「そこを考えてね」
そうしてというのだ。
「やっていくことだってどの国もね」
「わかっているな」
「そう、だからね」
他の国ならというのだ、韓国以外の。
「楽に出来るよ」
「俺もそう思う」
「けれど韓国の場合は」
「日本にこだわり過ぎてな」
それでというのだ。
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