八条学園騒動記
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第六百五十五話 それでも真似るその八
「行われる」
「デモの国とも言われるな」
「それだけあってだね」
「回数も相当でだ」
それでというのだ。
「その内容もな」
「壮絶だな」
「そんなんだね」
「労働争議や社会改革を訴えて行われ」
そうしてというのだ。
「日本に対してもな」
「行っていてか」
「あの物凄い変なパフォーマンスもするんだ」
「血が騒いてな」
「それでか」
「やるんだね」
「そうだ、あれは韓国人の血か」
洪童は首を傾げさせつつ述べた、彼もまた韓国人であり何故デモでそうしたことをするか感覚で理解しているのだ。
「文化的なものがあってな」
「デモのか」
「それでだね」
「デモになると人が集まって騒いでだ」
そうしてというのだ。
「パフォーマンスに走る」
「あのパフォーマンス滅茶苦茶奇怪だよ」
ロミオは洪童に顔を曇らせて語った。
「裸になって暴れたり全身ペインティングしたり旗食べたりお魚持って振り回したりしてね」
「集団寒中水泳や火も使うな」
タムタムも言った。
「紙人形作って燃やしてな」
「それもスプレーに火を点けて燃やすし」
「危ないこともするな」
「危険は忘れる」
洪童は述べた。
「酒を飲んで暴れる奴もいるしな」
「フーリガンだな」
まさにとだ、タムタムも酒までと聞いて言った。
「それなら」
「そうだな」
「お前もそう思うか」
「韓国人だが何故そうするのか理解出来るが」
「止めるべきか」
「そう考えている、意味がない」
そうしたことをする、というのだ。
「全くな」
「そのデモを日本にもするからね」
「それがどうにかならないかとな」
その様にというのだ。
「俺は常にだ」
「思ってるんだね」
「そうだ、それで日本から離れてだ」
「韓国は韓国でだね」
「やっていくべきだとな」
その様にというのだ。
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