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八条学園騒動記

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第六百五十五話 それでも真似るその七

「そうなるんだね」
「そうだ、そして負けるとな」
 その場合はというと。
「一喜一憂と言ったが」
「一憂どころじゃないね」
「国を挙げて悔しがってだ」
 そうしてというのだ。
「メジャーな競技だとデモになる」
「そこでデモか」
 タムタムも呆れた声で応えた。
「そこも韓国らしいな」
「韓国のデモは多いからな」
「そして激しいな」
「もうデモになるとだ」
 それこそというのだ。
「暴れる人が多く出る」
「奇抜なパフォーマンスにだな」
「頭を丸めてな」
 この時代でも韓国のデモでは必ず出て来る、その場で散髪を受けてその頭を丸坊主にするのである。
「抗議する」
「髪の毛に罪があるのか」
「俺もそこはわからない」
 他ならぬ韓国人でもというのだ。
「意思表示らしい」
「丸坊主にすることがか」
「抗議か何からしい」
「デモの対象に対してか」
「そうらしい」
「それで頭を丸めるか」
「そして日本との試合で負けてもな」 
 メジャーな競技でというのだ。
「怒ってだ」
「デモをやるか」
「そうだ」
「その場合デモはしないぞ」
 タムタムは冷めた目で述べた。
「スポーツで負けてもな」
「他の国の人はそう思ってもだ」
「韓国ではか」
「こうした時もだ」
 抗議でなくともというのだ。
「怒ってだ」
「デモをするか」
「いつも何かあればデモをする国だが」
「日本に負けてもか」
「する、日本絡みのデモは多い」
「もう何でもだな」
「政治でも歴史でもな」
 兎角あらゆることでというのだ。
「デモをやる、そしてだ」
「暴れるな」
「頭を丸めてパフォーマンスも出る」
 奇抜なそれもというのだ。
「普通にな、ちなみにストライキでもだ」
「暴れるか」
「韓国ではデモとストライキの区別はない」
 そうだというのだ。
「どちらも暴れて騒ぐ」
「そうなのか」
「そして頻繁にだ」
 回数もというのだ。 
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