| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

夢幻水滸伝

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二百三十二話 傭兵隊長からその十四

「どうしても身体が冷えてな」
「それで、ですね」
「トイレが近くなるな。食事の時にする話やないが」
「ビール飲んでるとそうなりますね」
「ほんまにな」
「それは覚悟のうえで」
 莫は餅を食べつつ言った。
「ビールは飲むもんです」
「そういうことやな」
「粉もんやお肉と一緒に飲むビールは最高ですさかい」
 金も言ってきた、勿論彼も飲んでいる。
「もうそれはです」
「承知のうえでやな」
「飲んで」 
 そうしてというのだ。
「楽しみましょう」
「そうすることやな」
「むしろ出ない方がです」
 ビールを飲んでというのだ。
「おかしいもんですさかい」
「ええか」
「はい、どんどん飲んで」
「どんどんやな」
「トイレに行きましょう」
「そうして飲むもんやな」
「そして飲んだ後で」
 ビール、それをだ。
「水分補給です」
「それをすべきやな」
「それでええかと」
「そういうことやな」
「はい、あと何でも」
 金はこうも話した。
「起きた世界の阪神の」
「あのおもろい野球チームやな」
「川藤さん、引退してますけど」
「あの人がどないしてん」
「何でもビールをロックで飲むとか」
「へえ、ビールをかいな」
「そうして飲むらしいです」 
 曹にこのことを話した。
「何でも」
「それは独特やな」
「それで冷えて氷が溶ける間もなく飲むとか」
 そのビールをというのだ。
「あの人は」
「ああ、それはあの人らしいな」
「そうですね」
「如何にも飲みそうな人やしな」
 そうした印象を受けるからだというのだ。
「それは僕もわかるわ」
「そうですね」
「というかこっちの世界でも阪神あるそうですよ」
 莫もその話に乗ってきた。
「それで毎年日本一とか」
「こっちの世界でもかいな」
「それで巨人もあって」
 名前を聞くだけでおぞましい祟りがある様な邪悪な瘴気に満ちたこのチームも存在しているというのだ。
「こっちは毎年最下位やそうです」
「それはええことやな」
 曹も聞いて喜んだ。
「やっぱり阪神は毎年日本一でや」
「巨人は毎年最下位ですね」
「そうであってこそや」
「世界は明るくなりますね」
「弱い巨人、ええことや」 
 曹は満面の笑みで言い切った。
「こっちの世界は実物も出るしな」
「そうして暴れ回ってますさかい」
「ほんま憎たらしい連中や」
「災害みたいなもんですからね」
「急に出て来て街や村を破壊する」
「しかもドラゴン並の強さや」
 尚ここには龍も入っている、この世界でもドラゴンや龍は非常に強く冒険者達にとって最大の敵となっている。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧