夢幻水滸伝
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第二百二十二話 合流を決意しその十
「どないして治められる」
「人が治めてな」
「仕組みでも治める」
「その両方があってこそや」
「治は上手くいく」
「そやからな」
羅はさらに話した。
「治める仕組みもな」
「整えていくな」
「そうしてくで、河北省から」
さらにというのだ。
「東北三省になるとな」
「全体を治めるのに相応しい仕組みが必要になる」
「そやからな」
「ここはやな」
「そっちもしてくで」
治める仕組みを整えることもというのだ。
「この世界の中国は大体一次大戦位の文明レベルやし」
「それでやな」
「その頃の中国の治める仕組みでいこか」
「そうしてくか」
「軍閥のどっかか」
羅は自分の起きた世界の当時の中国のことを思い出した、その頃の中国は清王朝が倒れ群雄割拠であったのだ。
「流石に清やとな」
「古いな、仕組みが」
「王朝やとな」
どうしてもというのだ。
「そやからな」
「それでやな」
「それはせんで」
それでというのだ。
「その頃でいこか」
「もう共産党の初期でええのでは」
ここで屈が知恵を出してきた。
「それで」
「もう一気にか」
「はい、建国当初の」
その頃のというのだ。
「どうでしょうか」
「そやな、国民党はな」
どうしてもとだ、羅は言った。
「何か仕組み以前にな」
「台湾に行ったので」
「軍閥は何処も倒されてるし」
「結果として」
「見るべきもんはあってもな」
「やはりそれよりも」
「統一されて治められる」
「そうした仕組みでないといけないので」
それ故にというのだ。
「ここはです」
「共産党、今のやな」
「初期の様に」
「そやな、ほな我が国家主席か」
「棟梁としてその立場になられて」
「そしてやな」
「そこからです」
羅を棟梁としてというのだ。
「仕組みを整えていきましょう」
「そやな、そうしてこか」
「そうしてです」
「治めていこうか」
「そうしましょう」
「そういうことでな」
羅は屈の言葉に頷き政の仕組みも整えることにした、その話をしながら焼きそばを食べていくがその焼きそばについてだった。
魯は茶を飲み確かな顔でこう言った。
「中国の焼きそばやな」
「日本のやなくてな」
「完全に中華料理や」
そちらの焼きそばだというのだ。
「飯店のな」
「そやな、これは」
「日本の焼きそばはな」
「お好み焼き屋さんとか居酒屋さんのでな」
「中華料理の焼きそばもあるにしろ」
「やっぱりまずはな」
日本の焼きそばはというのだ。
ページ上へ戻る