夢幻水滸伝
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第二百二十二話 合流を決意しその九
「民の不安を取り除く」
「そうするな」
「そうするからわ」
「ならず者は成敗せんとあかん」
「そやからな」
その為にというのだ。
「我が行く」
「そうするな」
「あとモンスターも増えてるしな」
「連中もやな」
「倒してな」
「やっぱり民の不安を取り除いて」
「そしてな、降るモンスターはな」
彼等はというと。
「そのままな」
「迎え入れるな」
「そうするわ」
こう言うのだった。
「ええな」
「これまで通りやな」
「ほんまモンスターもな」
その彼等もとだ、羅は焼きそばを食べつつ述べた。
「倒していかんとあかんからな」
「そやからやな」
「そっちもやってくで、降らん勢力は後回しにしても」
「民の不安はやな」
「真っ先に取り除かんとあかんからな」
だからだというのだ。
「優先させてくで」
「そうしていきますね」
「そや」
まさにというのだ。
「民を護って幸せに出来んでは」
「星の者として」
「世界を救えるか」
屈に対して問う様に告げた。
「果たして」
「それは無理ですね」
屈もそれはと答えた、そうしつつ焼きそばを食べるが焼きそばの中には野菜や豚肉がありそして塩胡椒とソースで味付けされている。
「やはり」
「そや、世界を救おうと思ったら」
「危機が何かまだわかりませんが」
「それでもな」
「まずはですね」
「民と国土を護ってな」
そしてというのだ。
「そういうことをしてな」
「豊かにしてですね」
「幸せにすることや」
「そやからですね」
「我等はまずはな」
「国を豊かにし」
「そして民を害するものを除く」
羅に述べた。
「それがや」
「最初にすべきことですね」
「我等のな、そやからな」
「東北三省統一にあたって」
「まずはや」
「馬賊やモンスター達を退治し」
「街や村でもな」
その中でもというのだ。
「ヤクザ者をや」
「成敗していきますね」
「そうしてくで」
「街や村もおるからな」
魯は箸を動かしつつ言った。
「ならず者は」
「そやな」
「所謂ヤクザモンがな」
「ヤクザ屋さんってのはどの世界でもおって」
そしてというのだ。
「そのうえでな」
「悪事を働いていきてる」
「ほんまゴキブリとヤクザ屋さんは何処でもおるわ」
「実際にそやな」
「この世界にも」
「そして人に迷惑をかけてるわ」
羅にこのことを話した。
「そやからな」
「街や村やとな」
そうした場所ではというのだ。
「ヤクザモンを成敗する」
「そうしてこな」
「そのうえで警察も確かにする」
治安を守るこの組織をというのだ。
「そうしてこな」
「おいら達だけやなくて」
「政の仕組みもな」
「築いていくことやな」
「それも政やろ」
「その通りや、治める仕組みなくして」
まさにとだ、魯は羅に応えた。
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