夢幻水滸伝
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第二百二十二話 合流を決意しその八
「これからのことも考えてな」
「政のことを」
「それでな」
「この度はですね」
「そうしてくで」
「わかりました、それでは」
「そうしてな」
機を見てそれに従い兵を動かしてというのだ。
「吉林領と黒竜江省も手に入れて」
「そうしてですね」
「線路や道はな」
「敷いていきますね」
「そうするで」
こう言ってだった。
羅は瀋陽に二十万の兵それに彼等の装備や兵糧そして兵器や馬それに車両まで容易してそのうえでだった。
吉林省及び黒竜江省に兵を進める用意をした、だがここでだった。
魯は彼に瀋陽の官邸で共に食事を摂る時に言った。
「今回もな」
「ああ、それぞれの勢力に使者を送ってな」
羅は魯に答えた、そこには屈もいて三人であんをかけた焼きそばを食べている、豚肉や野菜も多く入っている。
「そしてな」
「そのうえでやな」
「そや」
それでというのだ。
「それぞれの勢力を組み入れる」
「そうしていくな」
「そうするわ」
焼きそばを食べつつ述べた。
「これからも」
「それがいいですね、やはりです」
屈は羅の話を聞いて言った。
「戦わずしてです」
「勝つ、やな」
「はい、それが最善なので」
「ここを掌握する前にパレードや訓練をしてだ」
それも大々的にだ。
「噂を流したが」
「ああしたことはですね」
「実はな」
まさにというのだ。
「この省だけやない」
「先の先も考えて」
「そしてな」
そのうえでというのだ。
「やってたんや」
「二つの省の諸勢力にしても」
「話は拡散するもんや」
「それもかなりの速さで」
「それでや」
ここでというのだ。
「遼寧省を越えてな」
「二つの省にも及ぶ」
「そして河南省とかにも及ぶやろ」
「それを考えて」
「それでや」
「ああされましたか」
「そや、ただ吉林省の方に大きな馬賊があったな」
この者達がというのだ。
「あの連中はな」
「降らないと思いますか」
「かなりの勢力でしかもならず者ばかりや」
馬賊の中でも札付きのというのだ。
「そやからな」
「あの連中は降らんな」
魯も言ってきた、三人共焼きそばを食べ一緒にあるザーサイも食べている、そして茶とデザートの桃も用意されている。
「やっぱり」
「そやろな」
羅もそのことはわかっていた。
「そやからな」
「あの連中は征伐するな」
「我が兵を率いて出陣してな」
そうしてというのだ。
「倒すわ」
「そうするな」
「そしてな」
彼はさらに言った。
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