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夢幻水滸伝

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第二百二十話 神と天の二人その七

「中国の」
「それで南下してるらしい」
「あいつは南か」
「今の時点やとな」
「あいつが南ならやな」
「こっちは北や」
 そうすべきだというのだ。
「そやからな」
「その戦略でええか」
「おいらもそう思う、それでな」
「その統一にやな」
「まずは東北や」
「あの三省やな」
「あそこにも星のモンがおる」
 このこともだ、魯は話した。八宝菜を食べてそれから茶を飲みまた魚を食べてそのうえで羅に言うのだった。
「それやとな」
「星のモンもか」
「仲間にする為にな」
 是非にというのだ。
「まずはな」
「東北か」
「あの三省や」
 そちらだというのだ。
「統一してこか」
「ほなな」
「そして河北省とな」
「東北の三省の国力と星のモンの力でやな」
「北の統一を進めるんや」
 中国のその地域をというのだ。
「ええな」
「ほなな」
 羅も頷いた、そして食後の軍議で魯も含めて将帥達と話した。そうして。
 まずは河北省、自分達の足場を完全に統一していった。魯も加わると河北省の残る街や村は二人も星の者がいるならとなってだ。
 こぞって羅の下に入り河北省は統一された、それを受けてだった。
 羅は兵を整えそのうえで魯に言った。
「ほなな」
「これからやな」
「山海関の北にな」
「兵を進めるな」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「まずはや」
「遼寧省やな」
「そこを手に入れるな」
 こう魯に話した。
「そうするで」
「ほなな」
「遼寧省の星のモンは屈か」
 羅はこのことも確認した。
「そやったな」
「あいつは今勢力を旗揚げしてな」
「そうしてやな」
「勢力の拡大を計ってる」
 そうしているというのだ。
「それで順調にな」
「それはいってるか」
「しかしあいつは別に野心はない」
「自分が覇者になろうとかはやな」
「考えてへん」
 そうだというのだ。
「そやからな」
「それでやな」
「別にな」
 これといってというのだ。
「戦わんでええやろ、ただあそこも大小の勢力に別れてて」
「群雄割拠やな」
「中には馬賊もおるしな」
「モンスターもやな」
「おる、そやからな」
「屈もやな」
「苦労してるみたいな」
 そうだとだ、魯は話した。 
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