夢幻水滸伝
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第二百十八話 北京からその十一
「身体悪してそこから疫病もな」
「出ますね」
「そやからな」
「そこもしっかりしていますね」
「これはモンスターの居住区だけやなくてな」
「領地全体のことですね」
「そや」
まさにというのだ。
「そこもちゃんとせんとな」
「さもないとですね」
「ほんまに健康に悪いし」
「疫病もですね」
「流行るからな」
「ちゃんとしていますね」
「政としてもな、街や村は奇麗にして」
そしてというのだ。
「ゴミや出したものの処理もな」
「行っていますね」
「これも政や、しかもな」
「かなり重要ですね」
「そうしたこともしてな」
「治めていきますね」
「疫病が流行ったらとんでもないことになる」
羅はこの現実を話した。
「あんな難儀なことはない」
「この世界でも疫病は多いです」
麒麟はこのことも話した。
「ペストや天然痘、コレラや赤痢にと」
「色々あるな」
「そして性病もあります」
「梅毒とか淋病もな」
「こちらの世界にしかない病気もあります」
そうした疫病もあるというのだ。
「ですから」
「そうしたことはな」
「常に注意して」
そしてというのだ。
「政もです」
「やっていかんとあかんな」
「はい」
まさにというのだ。
「宜しくお願いします」
「そういうことでな」
「政を進めていきましょう、あと風邪もです」
「ああ、風邪な」
「存在しますので」
この病気もというのだ。
「麻疹や水疱瘡も」
「その麻疹が問題やな」
「この世界でもです」
「かつては深刻な病気でした」
「子供が罹って死ぬな」
「はい」
そうなっていてというのだ。
「この世界でも乳幼児の死亡率は高かったです」
「やっぱりそやな」
「ですが技術革新の中で」
「医学も発展してやな」
「それで麻疹もです」
この病気もというのだ。
「克服されました、ですが欧州やアラブ、ロシアやインドそれに中央アジアでは」
「まだかいな」
「こうした地域は産業革命も起こっていないので」
即ち技術革新が行われておらずというのだ。
「ですから」
「それでやな」
「まだ麻疹が問題です、それと牛痘もあります」
この世界にはというのだ。
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