夢幻水滸伝
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第二百十六話 無何有郷その七
「避けられますね」
「知識は最大の武器の一つや」
「人にとって」
「それがあるとないでな」
「全くちゃいますね」
「私達にはそれがある」
知識、その最大の武器の一つがというのだ。
「そやからな」
「環境にも配慮してますね」
「そうしてる、生物の保護もしてるしな」
「それですが」
ズーはここでこう言った。
「この世界でもベトナムには珍しい生きものが多いですが」
「保護してるな」
「はい」
確かにというのだ。
「力を入れています」
「そやな、既に知ってると」
「それだけで、ですね」
「ほんまに大きな力になる」
「実際にですね」
「どの勢力も産業を発展させ」
そうしてというのだ。
「環境についてもな」
「配慮した政策をしてますね」
「そうしてる、そやからな」
「尚更ええですね」
「そや」
まさにとというのだ。
「この世界は」
「ほなこのまま政は進めていくか」
シェリルも言ってきた。
「発展させてくか」
「今言った通り環境にも配慮しつつな」
「そのうえでな」
「どんどん豊かにする、そして移動要塞の建設もな」
「このまま進めるな」
「そうしてくで」
「確かにかなりの予算はかかってる」
シェリルはこのことは事実とした。
「ほんまにな」
「そやな」
「しかしな」
それでもともだ、シェリルは言った。
「順調に建設されてるし」
「そしてやな」
「かなりのもんになるわ」
「間違いなくな」
「南洋の全軍が入る様な」
「そうしたな」
まさにとだ、リーも応えた。
「移動要塞が出来ていっている」
「それに有事は乗り込んで」
「戦うな」
「そうしてくで」
まさにというのだ。
「ええな」
「ほなな」
「それと今は何の衝突もないが」
それでもともだ、リーは話した。
「しかしな」
「それでもやな」
「他勢力の情報収集はこれまで通りな」
「やってくな」
「特に太平洋の他勢力に対してや」
情報収集をというのだ。
「やってくで」
「そういうことでな」
「それで、ですが」
スパイの職業にあるマーガレットが言ってきた。
「各勢力に対してです」
「それを行っていってるな」
「そうしています、それでかなりの情報がです」
「入ってるな」
「中国もアメリカも中南米とアフリカの連合も」
「そして日本もやな」
「そうなってます、それと地下世界も」
この勢力もというのだ。
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