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八条学園騒動記

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第六百三十二話 各国のホラー映画その八

「強くて」
「怖いんだな」
「そうなんだ」
 こうマチアに話した。
「これが」
「そうか」
「物凄いよ」
「女の人がそこまでのはな」 
 マチアはそのベトナム映画特にホラー映画におけるベトナム女性の話を聞いてそのうえでこうも言った。
「そんなにないな」
「そうだよね」
「そこはベトナムか」
「そうだね」
「そこは特徴だな」
「まさにね、それでモンゴルだと」
 マルコは今度はこの国のホラー映画の話をした。
「草原なんだよね」
「舞台はそこか」
「ホラー映画でもね」
「草原だな」
「あの国は草原の国だから」
 それ故にというのだ。
「持っている星もね」
「草原の多い国が多いな」
「ロシアは雪原でブラジルはアマゾンで」
 それでというのだ。
「モンゴルは草原だから」
「それでか」
「そう、ホラー映画もね」
「草原が舞台か」
「そうなんだ」
「もうそれはだな」
「モンゴルならではだね、それで幽霊もね」
 この存在もというのだ。
「馬に乗るんだよ」
「馬に乗る幽霊か」
「独特だね」
「流石モンゴルだな」
「チンギス=ハーンさんは一瞬でも出て来て」
 マルコは知らないがナンも言うことである。
「それで幽霊も妖怪もね」
「馬に乗っているんだな」
「それか馬自体のね」
「幽霊か妖怪か」
「馬が多いんだ」
「馬はモンゴル人の足だからか」
「ナンも登下校馬だしね」
 マルコはこのことも話した。
「いつも」
「自転車やバイクじゃなくてな」
「それがモンゴル人だからね」 
 それでというのだ。
「普通にね」
「幽霊でも妖怪でもか」
「馬に乗っているんだ」
「そうなんだな」
「モンゴル人の足は四本で」
 つまり常に馬に乗って移動しているというのだ、その為馬術は相当な技量に達していることは言うまでもない。
「それでね」
「幽霊や妖怪の足もか」
「四本なんだ」
「成程な」
「虫とか空飛ぶ以外はね」
「そうなんだな」
「あの国はそうだよ」
 モンゴルのホラー映画はというのだ。
「それが特色なんだ」
「成程な、それも面白いな」
「そうだね」
「草原だからか」
「そうだよ」
「草原か、そういえばな」
 マチアは考える顔で話した。 
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