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八条学園騒動記

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第六百三十二話 各国のホラー映画その七

「そうか」
「そうしたお国柄なんだ」
「怖いな」
「そもそも建国からだからね」
 ベトナムという国はというのだ。
「微姉妹が建国したけれど」
「十四歳と十三歳だったな」
「あの人達が立ち上がって」 
 後漢王朝の圧政に対してだったと言われている。
「そこからだからね」
「建国から女の人か」
「それも今からすると相当若いというか」
「まだ中学生だな」
「その年齢で立ち上がってね」
「後漢、中国だな」
「今でもあの国は圧倒的だけれど」
 そこまで大きな国だがというのだ。
「その中国にね」
「立ち向かってか」
「独立した国だから」
 それでというのだ。
「もうその強さたるやね」
「凄まじいか」
「二十世紀にもその中国に勝って」
「アメリカにもだったな」
「あとフランスも」
 この国もというのだ。
「退けたけれど」
「どの戦争でもか」
「普通に女の人も戦って」
 そうしてというのだ。
「勝った国だから」
「女の人が強いか」
「ホラー映画でもね」
「そういうことか」
「そうなんだ」
「成程な」
「だから主人公かヒロインに女の人がいたら」
 その場合はというと。
「その人がね」
「強いか」
「圧倒的にね」
「妖怪より強いのは凄いな」
「そうだね」
 実際にというのだ。
「僕も思うよ」
「だから観ていて妖怪よりも」
「女の人の方が怖いか」
「そうした場合もあるよ」
 実際にというのだ。
「猛獣並に強いから」
「猛獣か」
「最早ね」
 その域に達しているというのだ。
「牙と爪が見えるよ」
「それは嘘だろ」
「いや、嘘じゃなくて」
「本当にか」
「演出でね」
 それでというのだ。
「出るんだ」
「そうか」
「実ははね」
「そうなんだな」
「そう、だからね」
「映画の中では出るか」
「そうなんだ」
 こうマチアに話した。
「だからそこはね」
「深く考えることはないか」
「そうだよ」
「そういうことか」
「あとね」
 マルコはさらに話した。
「女の人の幽霊や妖怪はね」
「味方だと強いがか」
「敵だと凶悪なんだよ」
「滅茶苦茶強いんだな」
「もう殺人鬼みたいにね」
 そこまでだというのだ。 
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