八条学園騒動記
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第六百三十二話 各国のホラー映画その五
「戦う」
「そうした展開か」
「そして最後は」
その結末はというと。
「おおむねね」
「ハッピーエンドか」
「あの国も陽気だからね」
そうしたカラーだからだというのだ、連合全体に言えることだがオーストラリアも陽気な国であるのだ。
「だからね」
「それでか」
「最後はね」
「ハッピーエンドか」
「未確認動物を和解とかね」
「和解か」
「生きものを大事にするお国柄だから」
この時代のオーストラリアはそうであるのだ。
「それでね」
「和解か」
「他の知的生命体との遭遇みたいに」
「それだとSFだな」
「その場合と同じで」
それでというのだ。
「最後はね」
「和解か」
「死闘は展開しても」
それでもというのだ。
「その結末はね」
「ハッピーエンドでか」
「和解して」
「それで終わりか」
「お互いのテリトリーを尊重し合う様な」
「そうした終わり方か」
「みたいだよ、あとタイのホラー映画も面白いよ」
マルコはこの国の話もした。
「これがね」
「それでどんな感じだ」
マチアは具体的な中身を問うた。
「一体」
「何か仏教の鬼とか魔物とかが出るんだ」
「あの国は仏教だからな」
「フックにしても信仰心篤いしね」
仏教のそれのというのだ。
「それもかなり」
「あいつはそんなにと言ってるがな」
「結構以上なものだよね」
「俺もそう思う」
「それでね」
「ホラー映画もか」
「そうした鬼とかが出て」
そうしてというのだ。
「騒動になってね」
「話が進んでか」
「それで最後は御仏の力やご加護で」
そうしたものでというのだ。
「助かるんだ」
「そうしたホラー映画が多いんだな」
「あの国はね、それで映画がはじまる前に」
マルコはさらに話した。
「絶対に王様のお写真が出るよ」
「タイの王様のだな」
「あの国は王様、王室への敬意が凄いからね」
それ故にというのだ。
「だからね」
「そういえば俺も観たな」
「タイ映画でだね」
「ああ、最初にな」
「王様のお写真出るね」
「そうだな」
実際にとだ、マチアも答えた。
「あの国の映画は」
「それではじまるんだ」
「ホラー映画もか」
「そうなんだ」
こうマチアに話した。
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