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八条学園騒動記

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第六百三十二話 各国のホラー映画その四

「それは法律の中でな」
「ホラー映画だとね」
「法律は意味ないからな」
「だからね」
「カルト教団もか」
「生贄を捧げる」
「それが出るんだな」
 こうマルコに問うた。
「そうなんだな」
「うん、それでね」
「主人公が生贄にもか」
「されかけたりね」
 そうした展開もというのだ。
「あるよ」
「そうなんだな」
「けれど大抵はハッピーエンドだね」
「そうなるか」
「メキシコ映画だとね」
「ブラジル映画も大抵そうだな」
 マチアは再びこの国のホラー映画の話もした。
「怪獣みたいなのが出てもな」
「それでもだね」
「最後はな」
 その結末はというのだ。
「ハッピーエンドだな」
「そうだね」
「そして俺の国のホラー映画も」
「アルゼンチンの」
「こっちも中南米の神々のな」
「カルト教団だね」
「あと悪魔がな」 
 キリスト教のこの存在もというのだ。
「多いな」
「悪魔もなんだ」
「キリスト教徒も多いからな」
 だからだというのだ。
「それでな」
「悪魔も多いんだね」
「それと蛇が多いな」
「蛇もなんだ」
「どうもな」
 この生きものもというのだ。
「多いな」
「蛇ね、そういえば」
 蛇と聞いてだ、マルコはこう言った。
「オーストラリアのホラー映画が」
「蛇が多いか」
「あそこもホラー映画生きものが多いけれどね」
「あの国も自然豊かだからだな」
「色々な生きものが出て」
 それでというのだ。
「蛇もね」
「多いか」
「毒蛇とかね、あと巨大な未確認動物とかね」
「そういえばあの国未確認動物多いな」
「連合一だっていうね」
「みたいだな」
「それで未確認動物もね」
 オーストラリアのホラー映画ではというのだ。
「よく出るね」
「あそこもそうか」
「ブラジルだとアマゾンだけれどね」 
 即ち舞台が密林だというのだ。
「けれどね」
「あの国だとか」
「海とか砂漠とか森の中とか」
「色々か」
「もうあちこちなんだよ」
「そうなんだな」
「それで未確認動物が出て来て」
 そうしてというのだ。
「襲い掛かってくるんだよ」
「そうしてくるか」
「そしてね」
「騒動になるんだな」
「未確認動物の正体を探りつつ」
 そのうえでというのだ。 
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