八条学園騒動記
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第六百三十二話 各国のホラー映画その三
「あの国だと」
「そうだね」
「そしてブラジルは」
「何か生きもの多いよね」
「モンスターや幽霊よりもな」
「ジャガーや鰐の大群とか」
「巨大なアナコンダとか恐竜とかな」
そうしたというのだ。
「生きものが出るな」
「鯰とかデンキウナギとか」
「あとピラニアとかな」
「人食い蜘蛛とかね」
「アマゾンの国だからな」
領土の星系にそうした熱帯地域が多くだ。
「それでな」
「そうした生きものも多くて」
「そのせいでな」
「ホラーっていうと」
「アマゾンに入ったりしてな」
「襲われるって多いね」
「そうだな」
この国はというのだ。
「どうも」
「もうあの国で怖いのは」
「幽霊や妖怪やな」
「悪魔とかよりもね」
「生きものの方が怖いな」
「あと鮫もね」
この肉食性の魚もというのだ。
「よく出るよね」
「ブラジル映画だとな」
「もうお水が出たら」
ホラー映画でだ。
「海とか湖とか川が舞台でね」
「鮫が出るかな」
湖や川だと淡水生の鮫である、地球にもそうした鮫が存在するが他の星ではそうしたホオジロザメ等所謂人食い鮫もいるのだ。
「ピラニアやデンキウナギだな」
「鯰とかね」
「人食いのね」
「人食い鰻もあったよね」
「巨大なか」
「うん、アナコンダ並の大きさの鰻が出て」
それでというのだ。
「人を襲うんだ、あと首長竜とかね」
「恐竜も多いからな」
「あちらの映画は」
「それでだな」
「お水が出たら」
「そうした生きものがな」
「絶対に出るね」
「そして陸だとな」
「ジャガーとかなんだよね」
「やっぱり生きものだな」
「ブラジルはね、メキシコだと」
マルコは自国の話をした。
「幽霊か悪魔か吸血鬼か」
「そういうのか」
「あと邪教とか」
「邪教もあるんだな」
「アステカとかインカの神話のね」
そうした宗教のというのだ。
「カルトが出て」
「生贄か」
「昔のそれを復活させるとか言って」
「今は生贄は禁止されているからな」
これはメキシコの法律だけでなく中央政府の法律でもだ、殺人罪になるとして禁止されているのだ。
「絶対にな」
「それはないね」
「ああ、けれどな」
それでもというのだ。
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