八条学園騒動記
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第六百三十一話 最後の最後はその五
「それでね」
「クレーマーも来ないか」
「お守りとか飾ってても来る場合があるけれど」
「クレーマー対策はな」
「マチアの言う通りだね」
「商売繁盛だな」
「そうなるね」
本当にというのだ。
「本当に」
「そうだな、だから本当にな」
「来ないことをだね」
「願ってる」
「まずは来ないことだね」
「迷惑な客はな」
即ちクレーマーはというのだ。
「そうでないに限る」
「来たら風紀部呼ぶにしても」
対策はあるがというのだ。
「まずはな」
「本当にそれが一番だね」
「そうだな」
「うちの学園のカラーって賑やかでも」
「ドキュンじゃないな」
「ドキュンは少ないからね」
いることはいてもというのだ。
「有り難いことに」
「クレーマーみたいなのはな」
「それに外から入る人も」
「チェックされるからな」
そこはしっかりと、というのだ。
「そうそういないな」
「有り難いことに」
「そうだな、しかし」
それでもとだ、マチアは話した。
「少なくてもいることはいるな」
「ドキュンはね」
学園のカラーが幾らそうしたものとは縁がなくともというのだ。
「ほんの少しでも」
「碌でもない奴がな」
「暴走族みたいなのいるし」
所謂いきった不良もというのだ。
「そうした連中はあちこちにガンつけて」
「そしてそうした奴こそな」
「弱いね」
「只のイキリだ」
「そうだよね」
「そして頭も悪い」
「学校の成績だけじゃなくて」
マルコはそれに留まらずと言った、不良で学校の成績がいいというのは殆どの場合ないことである。
「人間としてもね」
「頭が悪いな」
「そうなんだよね」
これがというのだ。
「本当に」
「だからそうした奴はな」
「お店でもね」
「すぐに因縁つけてくる」
「クレーマーになるね」
「不良漫画のチンピラだ」
言うならというのだ。
「あのまま大人になってもな」
「社会のゴミになるしかないね」
「ほぼ確実にな」
「それで大人になっても」
「クレーマーだ」
それになるというのだ。
「難癖や言い掛かりばかりのな」
「ヤクザ屋さんみたいな」
「そうした奴は痛い目見ないとな」
さもないと、というのだ。
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