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八条学園騒動記

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第六百三十話 時代も場所も越えてその三

「もうね」
「ないのね」
「全くね」
「このお話さっきもしたけれど」
「絶対のことだから」
 モンゴルでは、というのだ。
「何度でも言えるわ」
「チンギスさんに決定なんてない」
「完全無欠全知全能の方よ」
「全知全能なの」
「モンゴル人の中ではね」
「だから関係ないお話でもなのね」
「時代も地域も越えてね」
 そうしてというのだ。
「例えば今の日本のビジネスものでも」
「どう考えてもチンギスさんのお話じゃないでしょ」
「けれど一コマでもね」
「登場するのね」
「関係ない様な作品でもね」
「出て来て」
「作品によっては」
 ナンはさらに言った。
「見開き二ページでね」
「出て来るのね」
「そうなの、それで名乗って」
「消えるのね」
「ゲスト出演で出て来て」 
 そしてというのだ。
「そうするの」
「それも凄い展開ね」
「まあ兎に角そうした方ってことよ」
「モンゴル人にとっては特別ね」
「日本だと肥後星系の加藤清正さんね」
 ナンはここでふとこの人物を思い出した、それでコゼットにも話したがその顔は妙に嬉しそうであった。
「あの人ね」
「虎退治の」
「秀吉さんの配下のね」
「あの十字槍を振るって滅茶苦茶強い人ね」
「あの人も」
 加藤清正、彼もというのだ。
「肥後星系じゃ絶対の英雄で」
「昔の日本で名将で名君で」
「肥後の人達に慕われていて」 
 そしてというのだ。
「そのうえでね」
「評判がよくて」
「今も絶対の英雄で」
 肥後ではというのだ。
「それで舞台でも関係ないお話でも」
「清正さん出るのね」
「いきなり加藤清正でござるって出て」 
「舞台から去るのね」
「日本だとそうでモンゴルだと」
「チンギスさんってなるのね」
「それが国全体で」 
 即ちモンゴル全体だというのだ。
「それで清正さん以上にね」
「強いのね」
「その想いが。だから」
 それでというのだ。
「漫画でもアニメでも出て来るの」
「そういうことね」
「そうよ、ちなみにさっきお話したアニメ今四期放送中よ」
「四期もあるの」
「三期で宇宙を統一して」
「凄いわね」
「それで四期は異次元人と」
 彼等と、というのだ。
「戦ってるの」
「凄い展開ね」
「そして異次元人にもね」
「無敵なのね」
「圧倒的過ぎる強さで」
 それで以てというのだ。
「勝ってるわ、あとモンゴルだから馬もね」
 この生きものもというのだ。 
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