夢幻水滸伝
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第二百九話 魔法学校の主からその十一
「重要です、メコン川に」
「海の方もな」
「我が国はこの世界でも広い海岸を持っています」
国土の東側全てがそうである、細長い国土でありその東側は南北に長大な海岸線を擁しているのである。
「ですから」
「津波にも気をつけてな」
「備えをしておく必要があり」
「そっちもやってるな」
「災害は起きます、というよりか」
「その災害がな」
それがというのだ。
「この世界を襲う危機ということもな」
「有り得るからな」
「災害への政を怠ってはいけません」
「その通りやな」
「災害、疫病も含めてです」
即ち自然の驚異はというのだ。
「そうしたものは戦以上に恐ろしいです」
「下手したら戦以上の人が死ぬからな」
「ですから」
それでというのだ。
「我々もです」
「そうしたことはちゃんとせんとな」
「あきません」
カイはこの言葉は一言で述べた。
「やはり」
「ほんまにそやな」
「ではです」
カイはさらに言った。
「海岸もです」
「堤防を築いてな」
「民と国を守りましょう」
「そうせんとあかんな」
「人材も技術もありますし」
「お金は何とか工面してな」
「やっていきましょう」
災害に備えた政もというのだ。
「是非」
「それも常にな」
「左様です、フィリピンもです」
同盟を結んでいるこの国もというのだ。
「災害対策はです」
「心を砕いてるか」
「それもかなり」
「やっぱりそうか」
「まともな政治家なら」
それならというのだ。
「やはりです」
「災害対策をするな」
「無駄遣いをしないと言っても」
「使うところは使わんとな」
「万全に万全を期す」
それがというのだ。
「真の政です」
「ほんまそうやな」
「技術のことですが一番じゃ駄目なんですかと言えば」
「その時点で政治家失格やな」
「まさにあれです」
「アホや」
ズーははっきりと述べた。
「ほんまにな」
「左様ですね」
「実際にな、ほな災害対策もな」
「していきましょう」
カイはズーに話した、そしてだった。
ベトナムの星の者達は治水等災害対策のインフラもしていった。災害が世界を襲う危機ではないかと思いつつ。
そんな彼等を見つつリーは仲間達に話した。
「オセアニアとどうしてくか」
「あっちは対決もあると思ってるで」
ロシティーが答えた、今東南アジアの星の者達はシンガポールのリーの官邸の円卓のそれぞれの席に座って話している。
「というかシェリルちゃんはな」
「私達とやな」
「一戦交えて」
そのうえでというのだ。
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