夢幻水滸伝
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第二百七話 同盟という選択その三
「答えは出てる」
「そやな、二人では無理や」
「この世界を救うことは。そしてな」
「フィリピン一国をどうこうすることも」
このこともというのだ。
「やっぱりな」
「無理やな」
「どうしてもな、それやったら」
「国家連合に入るか」
「若しくはな」
「他に同盟を結ぶか」
「どっちかや」
まさにというのだ。
「少なくとも一国、二人だけやとな」
「どうにもならんな」
「そや」
こう言うのだった。
「そやからな」
「ここはやな」
「そうしていくんや」
こう言うのだった。
「ここはな」
「そやな、どうするか他国の情勢を知るか」
「まずはな」
二人でこう話してだった。
実際に東南アジアだけでなくこの世界の情勢を調べた、そのうえで外交を進めようとした。だがその中で。
二人に夥しい量の情報が入って来た、その情報は。
「何やこれ」
「物凄い賊やモンスターの数やな」
「フィリピンのあちこちにおる」
「そのいる場所がわかってきた」
「ほんまにな」
「凄い情報量や」
「これはや」
テレサは言った。
「すぐにや」
「各地に軍を送ってな」
「賊もモンスターも征伐してな」
そうしてというのだ。
「そしてや」
「そのうえでな」
「賊やモンスターを減らす」
「さもないとな」
どうなるかとだ、リサールは話した。
「民が困る」
「賊もモンスターも民を害するからな」
「獣もおる」
「そやからな」
ここはというのだ。
「すぐにや」
「兵を送ろうな」
「それで私達もな」
テレサも言った。
「出てや」
「ああ、賊とモンスター倒すで」
「そうしていこな」
二人でこう話してだった。
すぐに賊やモンスターがいるという場所に兵を送った、軍の大部分を動員してであり街の治安も警察に担わせた。
そうして二人も出陣してだった。
そのうえで戦っているが賊もモンスターも多く。
「倒しても倒してもな」
「減らんな」
「特にモンスターがな」
「東南アジアは元々モンスターが多い方やが」
「ジャングルが多いだけにな」
モンスターはジャングルや山に多い傾向があるのだ。
「それだけにな」
「多いわ、しかしな」
「賊のアジトにしてもな」
「モンスターの棲み処がここまで一気にわかるのは」
このことはとだ、リサールは話した。
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