夢幻水滸伝
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第二百七話 同盟という選択その一
第二百七話 同盟という選択
リサールを迎えたテレサは二人でのフィリピンの統一と統治に入った、リサールは内政でも戦でもだった。
テレサの予想以上の働きをして結果を出した、それでだった。
テレサはミンダナオ島の農業を整えたリサールに言った。
「中々以上にな」
「やってると」
「モンスター退治も出来てるしな」
このこともというのだ。
「やってくれるな」
「やっぱり星のモンやと」
だからだとだ、リサールは答えた。
「かなりの能力があるからな」
「内政も戦も出来るか」
「そうなるかと」
「そういうことやな」
「かく言う先輩も出来てるやろ」
「まあ結構以上にな」
テレサはリサールの問いに自分もと答えた。
「それはな」
「出来てるな」
「そやな」
「そやからフィリピンの統一は進んでて」
「そしてや」
そのうえでというのだ。
「統治もな」
「いけてるな」
「統一まであと一歩になった」
テレサはその統一の話もした。
「もうこれでや」
「統一は出来るな」
「確実になったわ」
「それで統治も進んでるし」
「順調や」
「そやな」
「ただな」
テレサはここで腕を組んで言った、二人で書類仕事をしながらそのうえで話している。
「そこからはな」
「考えてへんか」
「考えられんわ」
こう言うのだった。
「どうもな」
「そうなんか」
「これがな」
こう言うのだった。
「ほんまにな」
「考えられんか」
「フィリピン一国を統一して統治は出来る」
それはというのだ。
「けどな」
「それでもそこから先は」
「果たしてどうしようか」
「答えが出てへんか」
「どうもか、どないしよか」
「まあとりあえずは統一しよか」
リサールは書類仕事を中断して賽子を一個出してそうして転がしてその目を見てからテレサに対して述べた。
「そうしよか」
「そこで何で賽子転がしたんや」
「いや、統一か他か」
「賽子で話そうと思ったか」
「それで転がしたんや」
「そこはギャンブラーならではやな」
「奇数が統一、偶数が同盟やった」
こうテレサに話した。
「そう思った」
「統一を進めながら内政か」
「そうな」
「成程な、しかしな」
テレサはあらためて話した。
「同盟か」
「国家連合に入るなりな」
「他の国との同盟もか」
「することもな」
このこともというのだ。
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