八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第三百二十二話 部活も終わってその十一
「だからね」
「それでよね」
「参拝して」
天理教の教会にもだ。
「そしてね」
「終わりね」
「うん、夜遅くから朝までだから」
その外出はだ。
「その前に休んでおこうね」
「寝ることね」
「しっかりと寝て」
そうしてだ。
「そのうえでね」
「外出ね」
「そう、大晦日の夜に出て」
「その前におそばあるわね」
「年越し蕎麦だね」
「あれを食べて」
「それからになるよ」
やっぱりこれは外せない、一年の最後の食べものがこれであることは日本ではどうしてもだと思う。
「お寺に行くのは」
「お蕎麦を食べてあったまって」
そうしてだ。
「それから行こうね」
「それでその前に」
「寝ておいて」
しっかりとだ。
「それからね」
「行くことね」
「やっぱり寝ないと」
さもないとだ。
「人間よくないからね」
「徹夜はしないのね」
「何があってもね」
その前に寝てだ。
「そうしないことだよ」
「義和徹夜は嫌いなの」
「絶対にしない様にしているよ」
「身体に悪いから」
「その時も疲れるけれど」
心身共にだ。
「後でもくるしね、寿命も縮めるし」
「長生き出来ないのね」
「親父もそう言ってるし」
「義和のお父さんも」
「あの親父も完全な徹夜はしないから」
少しでも寝る様にしているのだ、親父も徹夜なんてしたら後で来るからしないとのことだ。俺は医者だからとも言っている。
「ちょっとでもね」
「寝てなのね」
「やっていってるよ」
「それで義和もなのね」
「うん、間違っても三日徹夜とかね」
「しないのね」
「幾ら忙しくても」
それでもだ。
「そんなことしたら絶対に早死にするし」
「寝ることね」
「そう、あと朝まで起きていても」
その時でもだ。
「少しでもね」
「寝ることね」
「徹夜したら間違っても飲んだら駄目だよ」
絶対に寝ないと駄目だ。
「徹夜も疲れるしお酒もね」
「身体にくるから」
「これも早死にするよ」
「そのもとね」
「うん、だから大晦日は」
この時はだ。
「僕昼寝しておくから」
「そうしておいてなのね」
「夜お蕎麦食べたら」
八条荘で出されるそれをだ、小野さんがちゃんと用意してくれているとのことだ。実は楽しみにしている。
「まずはお寺にね」
「行くのね」
「お蕎麦であったまってね」
「冷えるから」
「そう、大晦日の夜は」
年末年始は本当に冷える、だから疲れとこれに注意しないと風邪をひきやすい。
「厚着もするけれど」
「あったまってから」
「しっかりと食べてね」
そのお蕎麦をだ。
「それからね。それでお蕎麦はどうもね」
「温まってだから」
「おつゆのね」
それもだ。
「お蕎麦だよ」
「ざるそばじゃないわね」
「実際北海道でもそっち多いよね」
「もう北海道で冬のお蕎麦はね」
実際にとだ、香織さんも答えた。
「ないわ」
「そうだよね」
「あまり食べる人はね」
「北海道の冬だとお部屋はね」
「そう、暖房を思いきり効かせないと」
さもないと、というのだ。
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