八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第三百二十二話 部活も終わってその十
「確かな科学者の人は学ぶことが神に近付くことで理解することだって言うし」
「神を否定するものじゃないわね」
「宗教もね。むしろ学べば学ぶ程」
科学、それをだ、
「神の存在を意識する様になるっていうしね」
「そうなのね」
「これは数学とかもらしいけれど」
あらゆる学問がそうであるみたいだ、学問も神の存在を否定するというものではないということであろう。知ることが目的であり。
「科学もね」
「神様の存在を意識する」
「そうした学問らしいよ」
「そうなのね」
「生物学だけれどダーウィンの進化論も」
ガラパゴス諸島等をフィールドワークしたことで有名だ。
「アメリカの州じゃ教えないところもあるけれど」
「神様の教えに反するってね」
「そう言われているけれど」
これがだ。
「実はね」
「違うのよね」
「その進化もね」
「神様の力があって」
「それで行われるものであって」
それでだ。
「聖書通りじゃないと言っても」
「また違うわね」
「天動説もだよ」
キリスト教では地動説でもだ。
「その巨大な宇宙が誰が創ったか」
「ビッグバンね」
「二百億年前の」
「そのことも考えたら」
「こんなのどうして起こったか」
僕達がいるその場所がだ。
「地球や太陽系どころかね」
「宇宙自体がなのね」
「どうして生まれたか」
「そう考えると」
「やっぱり神様がね」
この存在がだ。
「意識されるよね」
「何で起こったのか」
「神様の力があって」
そうしてだ。
「起こったんだよ、神様は色々だけれど」
「キリスト教の神様だけじゃないわね」
「日本の神様だってそうだしね」
「他の宗教の神様もね」
「うん、神様は色々だけれど」
「神様が存在することは」
「こうして考えると」
どうしてもだ。
「否定出来ないと思うよ」
「そうね、私もそう聞いたら」
「香織さんも思うね」
「ええ、何となくにしても」
「それで大晦日は仏様で」
そうしてだ。
「お正月はね」
「神道ね」
「そちらに行こうね」
「お寺に神社に」
「そうしよう、お寺は八条寺で」
八条町にあるお寺で一番大きい。
「神社は八条神宮だよ」
「あちらね」
「近いしね」
八条寺と八条神宮はだ。
「それで神社へのお参りの後は」
「天理教ね」
「そちらの教会に行って」
八条家の人は皆そうするからだ。
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