夢幻水滸伝
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第二百一話 島々を一つにその二
「そちらの采配は専門やない」
「もっと言えばわいは芸術家やからな」
ロシティーは少し苦笑いになって自分の職業のことを話した。
「戦闘とか戦争自体がな」
「専門やないですね」
「そや、もっと言えば政もな」
こちらもというのだ。
「専門やない」
「どっちつかずですか」
「戦にも政にもな」
「そうした職業であることをですか」
「自覚してるわ」
「そう言うたら私も」
アユも言ってきた。
「やっぱりです」
「戦は出来てもやな」
「武器持って戦うことも術も」
「シーフやからな」
「はい、専門やなくて」
それでというのだ。
「政もです」
「そやな、シーフもな」
「あくまで扉とか宝箱とか開けて」
「罠を見付けて解除してな」
「あと身軽な仕事が専門です」
こう言うのだった。
「そうですさかい」
「水軍のことだけやなくてな」
「戦も政も」
そのどちらもというのだ。
「そうですさかい」
「それでやな」
「はい、どうしても」
「それや、自分のことを自覚することもな」
これもというのだ。
「ほんまに大事や」
「そうなんですね」
「そや」
こうアユに言った。
「ほんまにな」
「自分を知ることですか」
「何が出来て何が出来へんで」
ロシティーはさらに言った。
「何が得意で不得意かな」
「そうしたことをですか」
「しっかりとや」
「わかっておいてですか」
「政を行って」
そしてというのだ。
「戦もや」
「していくことですね」
「そや、それでわい等はな」
「水軍は専門やなくて」
「陸の戦もそうでなくてな」
「そして政もですか」
「専門やない、しかしやらなあかん」
例え専門職でなくともというのだ。
「その立場におるからな」
「そやからですね」
「やっていくことや」
「インドネシアの統一と」
「そしてその後の平和を守ることに」
「世界を救うことも」
「全部な」
まさにというのだ。
「やらなあかん」
「そういうことですね」
「そや、とはいってもわい等星のモンだけあってステータスは高くてな」
戦闘に必要な攻撃力や防御力、技や素早さだけでなくだ。采配に必要な統率力や術の威力に関係する知力そして政に影響する政治力もだ。星の者だけあって元からこの世界にいる者達は比較にならないまでに高い。
それでだ、ロシティーはこうも言うのだ。
「しかも特殊技能もある」
「結構な数とレベルで」
「そやからやっていける」
「それなり以上に」
「そや、それでや」
それ故にというのだ。
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