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夢幻水滸伝

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第二百話 インドネシア統一の為にその十三

「そやからな、向こうの連中はな」
「皆さん天の星の方ですね」
「能力は高い、神星も五人おる」
「星の方としてはかなりですね」
「そやけどな」
 ロシティーは難しい顔で述べた。
「そうした状況やからな」
「中々ですね」
「欧州の統一どころか各国の統一も」
 それすらもというのだ。
「進んでへん」
「そうなのですね」
「それで貿易もな」
 今の話の主題のそれもというのだ。
「他の地域にはな」
「行けていないですね」
「欧州の中、地中海とかな」
「そうした中で、ですか」
「交易してる位や」
「その未開の中で」
「それでたまにな」 
 先程見た船を再び見ながら話した。
「ああした船が来る」
「それ位ですね」
「これがな、まあ世界が違うとな」
「何かとちゃいますね」
「この世界色々な種族がおるしな」
「あと魔術も錬金術もありますし」
「超能力もな、ほんまな」
 それこそというのだ。
「わい等の世界とはな」
「色々ちゃいますね」
「世界の形はそっくりやけどな」
「全くちゃう世界と言うてええですね」
「何もかもがな」
「そうですね」
「その世界でやってくことや」
 まさにと言うのだった。
「そしてや」
「この世界をですね」
「救うことや」
「それが私達のすべきことですね」
「星のモンとしてな」
 まさにというのだ。
「そやからやってこな」
「これからも」
「それで今はな」
「政と軍をですね」
「ちゃんとしてくで」
 こう言ってだった。
 ロシティーはアユと共に今は勢力拡大に身を入れず内政特に国を治める仕組みを整えていった、そうして先に進む一手を打っていくのだった。


第二百話   完


                 2021・3・1 
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