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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第三百十六話 親父との忘年会その六

「本当に廃人になるんだよ」
「幻覚見て精神も破壊されて」
「身体がボロボロになってな、火葬にしてもな」
「骨も残らないんだよね」
「そこまでボロボロになるからな」
 だからだというのだ。
「そうした中毒患者の人見てきたからな
「親父は覚醒剤も超嫌いなんだね」
「そうだよ、あと俺煙草も吸わないな」
「そういえば煙草も吸わないね」
「酒だけだろ」
 あと女の人だ、親父の遊びは。
「そうだろ」
「ああ、お酒に煙草とはならないね」
「あとギャンブルもしないけれどな」
 正直親父は読みが鋭いし勘もいいので強いとは思う、しかも決断力もあるので余計にギャンブル向きだ。
「あれも身体に悪いからな」
「それは有名だね」
「だから俺はな」
「煙草もしないんだ」
「あれは身体にとんでもなく悪い」
 煙草についてこうまで言った。
「だからお前も大人になったらな」
「しない方がいいんだ」
「ああ、麻薬程悪くなくてもな」
 それでもというのだ。
「やっぱりな」
「身体に悪いことは事実だから」
「出来るだけな」
「しないことだね」
「ああ」
 実際にというのだ。
「だからいいな」
「吸わないことだね」
「最初からな」
「それがいいんだね」
「そして特に麻薬はな」
 またこちらの話をしてきた。
「何があってもな」
「しないことだね」
「ああ」
 こう僕に言ってきた。
「くれぐれもな」
「僕もする気全くないよ」
 このことは今だけじゃなくて昔からだ。
「本当に怖い話しか聞かないしね」
「中毒の人の話はだろ」
「うん」
「そうした話は聞いてな」
 そうしてというのだ。
「絶対に忘れるな」
「手を出さない様になるからだね」
「最初からな、俺も子供の頃に聞いたんだよ」
 親父もというのだ。
「それであんまり怖くてな」
「手を出していないんだね」
「日本でもそうした話があるけれどな」
「国によってはだね」
「もうそれこそその辺りにな」 
 このレベルでというのだ。
「あるからな」
「それでだね」
「ふらっとしてたらな」
「ついついだね」
「手を出すけれどな」
 それがというのだ。
「それが間違いなんだよ」
「そうだよね」
「それで破滅することなんてな」
「常にだね」
「ああ、だからな」
 それでというのだ。
「外国にいたらな」
「余計にだね」
「危ないんだよ」
 それこそというのだ。 
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