夢幻水滸伝
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第二百話 インドネシア統一の為にその三
「そっちもな」
「ああ、政ですね」
「そのことも頭に入れていこうな」
「そうですね、そういえば私達は知力や政治力も高いですね」
アユは自分達のステータスについても言及した。
「確かに」
「自分もシーフにしては随分高いな」
ロシティーはアユのステータスを確認して述べた、見れば政治についての特殊技能は少ないがそれでもレベルのことを抜いてもシーフにしては知力も政治力も高井。
「そしてわいもな」
「高いですね」
アユもロシティーのステータスを確認するとだった。
やはりレベルのことを考慮しても知力も政治力も高い、そして政治的な特殊技能は結構備えていた。
「これなら私達二人でもです」
「政も出来るな」
「はい」
確かにと答えた。
「国を富ませ治安もよく出来ます」
「そやからな」
「政もですね」
「やってこな」
「わかりました」
アユは確かな声で答えた。
「二人で」
「そうしてこな、ほなこれからジャカルタに行こうか」
「あっちにですか」
「まずはあそこで旗揚げを目指そうな」
「そうしますか」
「この世界でもインドネシアやとあの街が一番大きい」
ロシティーは飲みつつ話した、やはり飲んでいるのはウイスキーの水割りでそれを美味そうに飲んでいる。
「そやからな」
「あの街に行ってですか」
「わいにとっては戻ることになるが」
「まずはあの街で旗揚げをですか」
「目指すか」
「そうしますか」
「その為のお金を集めて」
アユにさらに話した。
「人もな」
「集めてですか」
「そして旗揚げしてな」
「ジャカルタからですね」
「インドネシアの統一や」
これを目指すというのだ。
「ええな」
「そうしていきますか」
「まずはな、それでジャカルタからな」
「インドネシアの統一を果たしますね」
「まずはな、このインドネシアを統一すれば大きいやろ」
ロシティーは今度はつまみの木の実を乾燥させたものを食べた、そうしながらアユに対してさらに話した。
「二億六千万や」
「それだけの人口がいるさかい」
「統一したらわい等はかなりの勢力や、まあ後はな」
ここでロシティーはこうも言った。
「世界を救うことやが」
「かなり先ですね」
「それはおいおい考えてこか。まずはな」
「インドネシアですね」
「この国をどうするかでな」
「まずはそのことを考えることですね」
「他のところに進出するにしても世界を救うにしても」
それでもというのだ。
「まずはな」
「インドネシアを統一して」
「この国をどう治めるか」
「それが大事ですね」
「そやろ」
「はい、世界を救うにしても」
それでもとだ、アユはビールを飲みながら答えた、鶏肉を香辛料で味付けして焼いたものと一緒でいい飲みっぷりである。
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