夢幻水滸伝
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第百九十六話 まずは農業その十一
「けどゾンビやマミーはやな」
「すぐに回復の術を使えば助かります」
「強力な術にしても」
「それが確かに出来ます」
「助かりはします」
「そやな、復活の術を使わんでもな」
大抵の種族は首を刎ねられたらその術を使わねばならないがというのだ。
「そこはちゃうな」
「左様です」
「あとゴーストは実体はないですが攻撃は受けます」
「物理的なそれも」
「そうなります」
「そやな、そうしたこともわかってきた」
ブッパースウォングは確かな声で述べた。
「わしも」
「それは何よりです」
「この世界にも何かと特徴があります」
「このことは覚えておいて下さい」
「この世界のことを」
「そやな、この世界を救うにはこの世界を知ることは」
声は確かなものだった。
「それだけにな」
「そうされて下さい」
「そこは是非です」
「そうされて下さい」
「そうするわ」
こうしたことも話してだった、そして。
ブッパースウォングはまたお茶を飲んだ、それから書類にサインもした。そしてそれからであった。
内政のことを進めたが戦もしていった、兵を送ってモンスターや賊を成敗したがその兵達はというと。
「冒険者がおるからな」
「だからですね」
「冒険者から応募して」
「そして兵にしていますね」
「とりあえずな、そしてな」
そのうえでというのだ。
「やがては民からも応募してな」
「兵にしていきますか」
「そし軍も編成しますか」
「そうされますか」
「そうするわ」
是非にというのだ。
「それぞれの職業の技能を学ばせてな」
「そうしてですか」
「軍にしますか」
「そうされますか」
「是非な、そしてな」
周りにさらに話した。
「自前の軍を持っていくわ」
「冒険者を応募して兵にするだけでなく」
「民も兵にしますか」
「やがては」
「そうする、ただそれにはもっと確かな勢力にならんと」
そうせねばというのだ。
「あかんわ、あと賊もな」
「ましな者は兵にしていますが」
「これからもですね」
「そうしていきますね」
「そして用いますね」
「そうしてく、あとモンスターも軍に加えられたら」
このことは獣もだ。
「そうしてくで」
「そして戦力にしていく」
「そうしていきますか」
「モンスターも」
「獣もな、戦力に出来るんやったら」
それならというのだ。
「全部戦力にしてな」
「軍事力も強化していきますか」
「そうしてラオスの統一ですね」
「それを目指されますね」
「そや、それで軍にお金をかなり注ぎ込むが」
即ち軍事費にというのだ。
「しかしそれが全部かっていうとな」
「そうではないですね」
「軍にだけ金を注ぎ込むと内政が出来ません」
「そちらのお金がなくなります」
「そうなります」
「そうなるからな」
だからだというのだ。
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