八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第三百十三話 休める時はその三
「さもないとです」
「風邪をひいたりしますね」
「案外多いですから」
「年末年始に身体を壊しますね」
「左様です、ですから」
それでというのだ。
「くれぐれもです」
「わかりました、そうします」
「お酒もいいですが」
「本当に健康が大事ですね」
「働いている人達ですと」
年末年始でも仕事に出ている人はいる、スーパーはもうクリスマスから年末年始は稼ぎ時の一つだ。少なくとも大晦日まではそうだ。
「忙しさもあって」
「余計にですね」
「身体を壊す人がいます」
「風邪をひいたりして」
「酷い場合は肺炎になる人もいます」
「肺炎ですか」
「肺炎は怖いです」
畑中さんの言葉は真剣なものだった。
「命に関わります」
「そうですよね」
「ですから年末年始はです」
まことにという言葉だった。
「お身体にです」
「気をつけることですね」
「そうです、ですから飲まれても」
「健康に気をつけて」
「よく休まれて下さい」
「よく寝ることですね」
「睡眠は最大の健康管理の一つです」
畑中さんはこうまで言い切った。
「まさに」
「だからよく寝ることですね」
「はい、ですが止様は」
「親父も毎日寝る様にはしていますけれどね」
親父が言うには完全な徹夜は駄目だという、それは寿命を短くするもので決してしてはいけないことだというのだ。
「それは守っていますけれど」
「ですが睡眠時間は短いですね」
「その時が多いですね」
現実としてだ。
「二時間とか三時間で」
「遊ばれて」
「もう根っからの遊び人ですから」
その為にだ。
「お酒に女の人で」
「それも夜遅くまで、ですね」
「そうですから」
それでだ。
「あの方は。そのことは」
「あまり寝ていないので」
「そこが心配になりますし」
「真似したら駄目ですか」
「このことについては。やはりです」
「人はですね」
「よく寝ることです」
このことが健康の第一だというのだ。
「さもないとです」
「健康に影響して」
「風邪もひきやすいです」
「寒いだけに」
「冬こそよく寝て」
そうしてというのだ。
「健康管理をしっかりです」
「そのことが大事ですね」
「私はそう考えます」
「そうなんですよね、親父は寝ていても」
毎日それを守っていてもだ。
「やっぱりです」
「あまり寝ておられないですね」
「その時が多いですね」
このことは否定しない、息子の僕も。
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