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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第三百十二話 年末の来日その十三

「そんな奴ってね」
「刑務所に入れてるだけで税金かかるぜ」
「これが一番税金の無駄だな」
「屑を食わせることが」
「だからな」
「もうナチスみたいだって言われても」
 その中でも特に冷酷だったハイドリヒみたいでもだ。
「それでもね」
「即刻死刑だな」
「そうしないとな」
「日本って中々死刑出なくてな」
「出てもずっと執行されないからな」
「何十年って生きてるからな」 
 その死刑囚がだ。
「その間税金で食ってるからな」
「刑務所の中で」
「そう思うとな」
「やっぱりすぐに死刑にしないとな」
「凶悪犯にはどんどん判決を出して」 
 その死刑判決をというのだ。
「そしてな」
「それでだよな」
「すぐに執行する」
「そうしたら税金も無駄に使わないぜ」
「そうだよな」
「そう思うと死刑廃止とかおかしいよな」
「刑務所も税金で動いてるからな」
 このことを忘れてはいけない。
「それで極悪人なんてな」
「更正しない奴養うことも」
「それも駄目だよな」
「本当にそういうの何とかしろよ」
「死刑廃止論なんて間違いだろ」
「人を平気で殺す奴に人権必要かよ」
「遺族の人達の気持ちも考えろ」
 皆でこんなことを話した、そうして部活に励んで。
 部活が終わった時先生は僕達に言った。
「いいか?帰ってもな」
「それでもですか」
「帰ってもですか」
「ああ、寒いからな」
 だからだというのだ。
「気をつけろよ」
「身体冷やすな、ですね」
「それで風邪をひくな」
「そういうことですね」
「そうだ、年末年始は特にな」
 今の時期はというのだ。
「何かとあるし疲れてるしな」
「二日酔いでしたしね、朝は」
「大抵の奴がそうでしたし」
「それで体力消耗していて」
「そんな状況でしたし」
「何かと忙しいし飲む時も多いんだ」
 それで疲れているからだというのだ。
「だからな」
「寒さには気をつけて」
「それで、ですね」
「風邪はひかない」
「それが大事ですね」
「風邪は万病の元だ」
 よく言われることだ。
「だからな」
「それで、ですね」
「寒さには気をつけて」
「しっかりと休むことも大事ですね」
「そうですね」
「そうだ、ちゃんと寝ろ」
 先生は僕達に告げた。
「インフルエンザや肺炎にはなるな」
「ですよね」
「なってからじゃ遅いですしね」
「まずは風邪をひかない」
「そのことが大事ですね」
「そうだ、これからどんどん忙しくなるんだ」
 年末年始はというのだ。
「だからな、休める時はな」
「休むことも大事ですね」
「しっかりと寝ることも」
「そのことも大事ですね」
「ああ、俺も今日はよく寝る」 
 先生自身もというのだ。
「クリスマスだけでなく忘年会もあったしな」
「だからですね」
「それで、ですね」
「俺達もですね」
「休める時は」
「しっかり休め」
 こう言ってだった。
 先生は僕達に休む様に言った、そのうえで部活は終わりとなった。僕達はそれぞれの場所に帰っていった。それは僕も同じだった。


第三百十二話   完


              2020・12・15 
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