八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第三百十二話 年末の来日その十二
「そうだったよ、それで大津市の連中も」
「同じだよな」
「反省しないでな」
「また悪事働くに決まってるな」
「絶対に」
「そうなるよ、本当にあんな連中はね」
僕は心から思う。
「さっさと全員死刑にすべきだよ」
「そうだよな」
「それだけの悪事働いたしな」
「そうしないとな」
「また犠牲者出るしな」
「税金の無駄使いだから」
こんな連中を刑務所に入れてもだ。
「そうしないとね」
「そうだよな」
「世の中死刑反対とか言う奴いるけれどな」
「絶対に更正しない奴もいて」
「それでまた犠牲者出してな」
「そんなことの繰り返しになるからな」
「だからだよ」
こうした問題があるからだ。
「極悪人は死刑だよ、犠牲者の遺族の人達の気持ちも考えて」
「そうだよな」
「遺族の人達どうなるんだよ」
「大津市のことも埼玉のことも」
「自分の子供自殺させられてな」
「とんでもない殺され方して」
「その人達のことどうなるんだ」
皆で話した。
「そもそもな」
「オウムでも連中のテロ権力に反対するからいいって奴もいたらしいけれどな」
「それも遺族の人達のこと考えろよ」
「弁護士の人達なんて子供殺されてるぞ」
幼い子供までだ。
「長野県でも地下鉄でも沢山の人死んでるぞ」
「拉致されて殺された人もいただろ」
「そんな連中が権力に反対するからいいってな」
「そんなこと言う奴捕まえて遺族の人達の前に突き出せ」
「そんな馬鹿もいるんだな」
「そいつも生きていて仕方ないな」
「そんなこと言う奴は人の痛みが全くわからないんだろうね」
僕もその話を聞いて思った。
「それでわかろうともしない」
「殺された人のこともな」
「残された人達のことも」
「物凄い馬鹿だな」
「考えてみたら」
「じゃあ自分が殺されたらいいよ」
本気で思った。
「権力に反対する人達に」
「そのオウムにな」
「そうなればいいな」
「そいつだけな」
「そうしたらいいな」
「若しそいつが助けを求めても」
オウムみたいな連中のテロに遭ってもだ。
「助けないしね」
「本望だろうな、権力に反対する連中に殺されて」
「さぞかしな」
「だったら助けることないな」
「殺されるの笑って見ないとな」
「本当に思うよ」
心からだ。
「そんな奴は絶対に助けたくないよ」
「だよな」
「そのオウムの連中は死刑になったけれどな」
「本当に世の中死刑にしないと駄目な奴っているな」
「どうしようもない屑とかな」
「絶対に再犯するだろって奴とか」
「何人も強盗殺人したとかね」
未成年でそうした奴が死刑になってある新聞で死刑はどうかと言っていた、少年法のことも話して。けれど未成年でもそんなことをした奴が更正するとか思っているのだろうか。ほんの一欠片でもだ。
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