夢幻水滸伝
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第百九十四話 精霊使いの働きその十一
「戦ってです」
「そうしてですね」
「降してです」
そのうえでというのだ。
「やはり共に歩いていくか」
「そうされますか」
「そうなります、そういえばです」
アミンはクアラルンプールにもうけた官邸の己の部屋の執務室で話した。
「シンガポールにも星の方がいて」
「あの、そのうちの一人の方ですが」
「神星の方です」
「十八人おられるうちのお一人です」
「その方がおられます」
「はい、リーさんですね」
アミンはその彼の名を出した。
「人間の学者ですね」
「その知力はかなりのものだとか」
「術の威力もかなりとのことで」
「そして極めて強い神具をお持ちだとか」
「そうした方とのことです」
「お強いですね」
間違いなくとだ、アミンは言い切った。
「リーさんは」
「ではどうされますか」
「お話をされますか」
「それで共に歩いて行かれますか」
「そうされますか」
「いえ、それはです」
どうかとだ、アミンは話した。
「僕もどうも納得出来ないです。確かにお強い方ですが」
「それでもですか」
「何もせずその方の下につくことは」
「そのことはですか」
「納得出来ないのでお話するか」
それかというのだ。
「一戦交え」
「そうしてですか」
「そのうえで、ですか」
「どうされるか」
「では勝たれた場合は」
「あの国をです」
シンガポールをというのだ。
「手中に収めます、そしてリーさんそれにアルフィアン君も」
「もう一人の星の方もですか」
「その方もですか」
「降されますか」
「そうしてですか」
「共にやっていこうとです」
その様にというのだ。
「考えています」
「そうですか、ではですね」
「シンガポールとの戦をですね」
「それをお考えですね」
「はい、やがては全ての星の人が一つになり共に世界を救うことになりますが」
それでもとだ、アミンは周りの者達文武の官吏に任じた彼等に話した。
「ただ星の位が上で棟梁になるのではなく」
「実力ですね」
「実力でどうなるか」
「それ次第ですね」
「それ次第でどうするかですね」
「そうしたいので」
だからだというのだ。
「一度です」
「シンガポールと戦われますか」
「リー様と」
「そうされますか」
「戦の用意を進めます」
アミンはここに明言した。
「そしてです」
「そうしてですか」
「そのうえで、ですか」
「どちらがより資質があるか」
「この世界を救うそれがあるか見極められますか」
「そうします、では戦の用意を」
それをというのだ。
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