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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第三百十話 帰ってからはその十二

「数多いけれど」
「どの組合もなの」
「あの国を嫌っているんだ、何処が民主主義だの人民の国だの共和国だの言って」
「どれも全然違うわよね」
「労働組合なんて存在しないって言って」
 北朝鮮にはだ。
「否定しているよ、差別も酷いって言って」
「そのことも言ってるの」
「あの国はもう世界一の人権侵害国家だから」
 本当にそれになることも多いという。
「組合もないってね」
「そう言ってなの」
「それでね」
 そのうえでだ。
「どの組合もあの国とは中悪いから、あの国の仲のいい人や団体ともね」
「仲が悪いの」
「だからうちのグループはね」
 それこそ全体でだ。
「あの国とは関係がないんだ」
「こちらから近寄らない感じね」
「学校の先生でもあの国好きな人多いけれど」
 もう愛しているまでにだ。
「そんな変態さんもね」
「変態さんね」
「あんな国好きなんて」
 それこそだ。
「もうね」
「変態っていうのね」
「そう言っていいじゃない」
 こう香織さんに返した。
「今話した通りどう考えてもとんでもない国だから」
「それ普通におかしいから」
「変態さんだよ」
 北朝鮮を好きな人なんてだ。
「それこそ、香織さんも嫌いだよね」
「あの国好きな人はいないと思うわ」
「だからこう言ったんだ」
「変態さんだって」
「うん、そんな変態さんが学校の先生で」
 それでだ。
「子供に教えているからね」
「かなり怖いことね」
「そう思うよ、何処がいいのか」
 それこそだ。
「僕には全くわからないよ、勿論障害者の人達のこともね」
「考えている筈がないわね」
「考えているのはあの体制の維持だけだから」
 それで国民あの国で言う人民の人達はいつも餓えている、先軍政治と言ってまず軍隊にお金を注ぎ込んでいる。
「そんな風だから」
「障害者の人もことも」
「全く考えていないよ」
「そうしたバスもないわね」
「というかバスが日本みたいに走っているか」
 その時点でだ。
「かなりね」
「ないことね」
「絶対にないね」
 バスのこともだ。
「というかそうしたね」
「障害者の人のことを考えたバスどころか」
「バス自体がね」
「走ってないわね」
「何しろ先軍政治の国だから」
 それもあのとんでもない体制、あの将軍様を守る為のものだ。ここまで割り切った悪政も人類の歴史上珍しいだろう。
「市民生活とかね」
「考えてないわね」
「もうそれこそね」
 まさにだ。
「一切ね」
「考えていないから」
「バス自体が」
 まさにそれ自体がだ。 
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