八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第三百十話 帰ってからはその十三
「走っていないよ」
「そうした国ってことね」
「しかも九百万位の人が餓えていて」
つくづくとんでもない数だ。
「もう世界の最貧国だから」
「バスがあるレベルでもないのね」
「水道があってもお水出ないし」
このことでも有名だ。
「燃料もないから」
「それもあるわね」
「そう、燃料がないからね。バスもなければ」
「燃料もないから」
「バスは走っていないよ」
首都でもだ、あの国で一番豊かで発展している街でもだ。
「日本とは違う理由でね」
「日本は利用する人がいなくなったから」
「それで減ったけれど」
「あの国は最初からないのね」
「減ったどころかね」
それこそだ。
「そうなるね」
「全然違うわね」
「あの国の場合はそうだよ、しかし本当に障害のことは」
またこのことについて思った。
「誰でも障害を持つ可能性はある」
「そのことも考えないと駄目ね」
「そのうえで考えていかないと」
それこそだ。
「よくないことだよ」
「バスについても」
「本当にね、ただね」
「ただ?」
「バスもないと」
僕はつくづく思って言った。
「問題だよ」
「不便よね」
「それはそれでね」
「そうよね」
「車で移動しても」
自分で運転する車でだ、まだ車の免許を習得出来る年齢じゃないけれどそれでもあと少しで取れるので思う。
「それでもね」
「いざって時にね」
「その車を運転出来なくなったら」
その障害を持ったりしてだ。
「そうなったら大変だから」
「どうして移動するか」
「車でないと無理な場所でも」
それでもだ。
「行かないといけないならね」
「バスでってなるわね」
「タクシーもあるけれど」
「高いわね」
「そうだからね」
障害者の人はサービスで回数券を貰えるけれどだ。
「だからね」
「バスが一番ね」
「そうなるから」
それでだ。
「やっぱりね」
「バスは必要ね」
「生活にね、電車と同じだけね」
「だからなくなると」
「本当に困るよ」
僕達が利用したのは市営バスだけれどこの市営バスもだ。
「やっぱりね」
「どうしても必要ね」
「車の排気ガスが環境に悪いって言って車を使うなって人がいるけれど」
某料理漫画の主人公の父親の陶芸家とかが言いそうだ、実際に日本に車が多いと言って文句を言っていた。
「そうした人こそね」
「車乗るわね」
「人に歩けって言ってね」
「問題外ね」
「自分は偉いとか言ってね」
そのことを言われるとだ。
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