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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第三百十話 帰ってからはその九

「やっぱりね」
「ああ、北海道もね」
「差別はあるよね」
「あるわよ、アイヌの人達とか」
「そうだよね」
「民族が違うのよね」
「そうだね、混血しているけれど」
 それでもだ。
「アイヌの人達はね」
「多くの日本人とはね」
「民族が違うよ」
「そうよね」
「それでね」
 民族が違ってだ。
「そちらの差別がね」
「あるわね」
「民族差別になるよ」
「そうよね」
「部落差別がなくても」
 北海道ではだ。
「どうしてもね」
「差別はあるのね」
「そうなんだ」
 これがだ。
「人間因果なもので差別は何処でもあるよ」
「日本中何処でも」
「そして世界中でね」
 本当に何処でもだ。
「差別はあるよ」
「そういうことね」
「もう北朝鮮なんか」
 階級もないとか言ってだ。
「物凄いから」
「あそこはそうよね」
「それを階級にしているから」
 あの国の場合はだ。
「革命がどうとか言って」
「あの国で革命とか」
「そもそもなかったけれど」
 日本が負けてその後で金日成がソ連軍と共に来た、一説ではこの人は朝鮮半島や満州で山賊みたいなことをして日本軍に追い立てられてソ連に逃げたらしい。
「それでもね」
「革命とか言ってなの」
「物凄い差別をしているよ」
「そうなのね」
「もう無茶苦茶なね」
 古代の封建国家みたいにだ。
「差別をしてね」
「それでよね」
「もう生活レベルまで決まってるから」
「とんでもない国ね」
「あの国程とんでもない国ないよ」
 こう言っていい。
「それこそね」
「階級で差別を決めていて」
「何か出生身分があって」
 共産主義国家にはない筈なのにだ。
「革命前から戦っていたとかそうでないとか」
「それで決めているの」
「あと在日の人が帰ったら」
 昔は帰国事業なんてものがあった。
「奴隷扱いだし」
「奴隷ね」
「もう全部取られて」
 それこぞ財産も何もかもをだ。
「それでね」
「暮らしていけなくなるとか」
「生きることすらね」
 帰国事業で帰った人は皆そうなったらしい、実際に生きてあの国から帰った帰国事業であちらに行った人はいない。
「出来ないんだ」
「そこまで酷いのね」
「生まれがどうとかでね」
「差別してるのね」
「当然あの将軍様が頂点で」
 それでだ。 
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