八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第三百十話 帰ってからはその七
「ハムサンドの中のハムだけ食べて」
「ハムだけ?」
「それで元のお皿に戻すとか」
「そんなことしたの」
流石に香織さんもこの話には驚いていた。
「それはまた」
「アンパンも割って中の餡子だけ食べて」
「それでなの」
「割ったのを戻してね」
そうしてだ。
「元のお皿にね」
「それも凄いわね」
「西瓜は先だけ食べてそれだったから」
やはり元のお皿に戻したという。
「そんな風だったからね」
「問題あったのね」
「他の選手達硬直したらしいよ」
「それはするわね」
「こうしたお話が物凄く多いから」
「普通じゃね」
「暮らしていけなかったよ」
お仕事も出来なかっただろう。
「まずね」
「そうよね」
「障害者になるから」
発達障害もだ。
「そちらでね」
「暮らしていくことになったのね」
「そうだったと思うよ」
「発達障害も難しいのね」
「本人に悪気はなくて」
そしてだ。
「知能的にも身体的にもね」
「問題がないから」
「余計に難しいんだ」
「そうなのね」
「ただバスのことはね」
身体的に問題はないからだ。
「大丈夫だけれどね」
「発達障害だけだと」
「そうだよ」
「その障害だけだと」
「障害は一つとは限らないけれどね」
複数持っている人もいるのだ。
「けれど身体を壊すものじゃないから」
「バスは大丈夫ね」
「そうなんだ」
「障害って言っても色々ね」
「そうなんだよね、というかね」
「というか?」
「発達障害は先天的だけれど」
生まれついてのものだ。
「人間誰でもね」
「障害者になるわよね」
「さっきお話したけれど」
そのお話の通りにだ。
「やっぱりね」
「事故とかに遭って」
「身体を壊したりしてね」
そうしてだ。
「本当に誰でもね」
「障害は持つわね」
「足が動かなくなったら」
もうそれでだ。
「障害者だしね」
「そうよね」
「だから」
本当にそうだからだ。
「障害者を差別する人もいるけれど」
「それは間違いよね」
「絶対にしたらいけないよ」
「差別自体がそうよね」
「そもそもね、けれど自分もそうなるかもって思ったら」
事故や病気でだ。
「もうね」
「すべきじゃないわね」
「そうした人自分がそうなったらね」
障害者になるとだ。
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