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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第三百九話 冬の花火その十五

「そうするよ」
「真面目っていうか」
「やっぱりやることしないと」
「よくないわね」
「高校生のすべきことをして」
 そしてだ。
「やっていかないとね」
「駄目ってことね」
「そう思うから」
 それでだ。
「やっていくよ」
「そうなのね」
「それとね」
「それと?」
「寒いからね」
 何といってもだ、今も雪が降っている。雪の中の花火というものもかなりおつというか絵になると思った。
「だからね」
「風邪にはっていうのね」
「うん、だから健康にもね」
 こちらにもだ。
「気をつけないとね」
「そのこともあるわね」
「僕達は僕達のことをしていればいいけれど」
 学生はだ。
「けれど大人の人はね」
「ああ、どうしてもね」
「忙しいから」
 師走というだけにだ。
「だからね」
「体力使って」
「それで体力が落ちて」
 そうしてだ。
「体調崩すんだよね」
「年末年始ってそうした人多いわよね」
「そうなんだよね」
 寒くて忙しくてだ。
「どうしても」
「それでよね」
「畑中さんも言っておられたよ」
「年末年始は体調管理も大事ね」
「風邪ならまだいいけれど」
 風邪でも注意しないといけないけれどだ。
「もっと酷くなるから」
「インフルエンザとか」
「肺炎にもね」
 風邪が悪くなってだ。
「そうもなるからね」
「年末年始は要注意ね」
「身体のこともね、じゃあ今から」
「ええ、八条荘までね」
「帰ろうね」
 僕達は花火を観ながら帰っていった、雪が降るクリスマスの中の花火とイルミネーションは絶品だった。


第三百九話   完


                   2020・11・23 
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