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夢幻水滸伝

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第百九十二話 使者達と会ってその四

「自由にな」
「やっていきますか」
「そうなりますか」
「オーストラリアと」
「そうなりますか」
「相互補完的にな、我が国も栄えて」
 その自由貿易でというのだ。
「オーストラリアもや」
「そうなってですか」
「共に栄えていく」
「そして軍隊もですね」
「共にですね」
「やっていくわ、むしろ軍隊の方がな」 
 貿易よりもというのだ。
「一緒にやっていくわ、それにニュージーランドは人口が少ないさかい」
 この世界のそれは起きた時とほぼ変わらない、その為軍隊も規模が小さい。尚徴兵制ではなく志願制である。
「それでな」
「どうしてもですね」
「そちらはオーストラリアが主になりますね」
「政や貿易以上に」
「そうなりますね」
「規模が大きいからな、しかもオセアニアは面積が広い」
 このこともあるというのだ。
「それで国防をするとなると」
「どうしてもですね」
「オーストラリア軍が主体となりますね」
「左様ですね」
「国家連合となると」
「そうなるわ、まあ他にも細かい話があるけど」
 それでもというのだ。
「国家連合のことはな」
「ほぼ確実ですね」
「そうなりますね」
「今の時点で決まっていますね」
「会談前ですが」
「会談はもうサインや」
 それをするだけだというのだ。
「実質な」
「そうですか、そしてですね」
「その後は親睦会ですね」
「そうしたものになりますね」
「お互いを知るな、ほなな」
 マーガレットは周りにここで話を変えた、変えたといっても終わらせる為のそれに移っただけである。
「用意をしていくわ」
「空船を用意して」
「そしてですね」
「キャンベラに向かいますね」
「これより」
「そうするわ」
 笑顔で応えてそうしてだった。
 マーガレットは空船の用意をさせすぐにだった。
 空船の用意が出来るとそれに乗り込んでキャンベラに向かった、そしてキャンベラに着くと空港に迎えてくれたシェリルそれにダーガーと共にだった。
 棟梁の官邸に入りそこでサインをした、そうして国家連合となり。
 その後で三人でラムやマトンつまり羊肉でのバーベキューに入ろうとしたがそこにまた別のところから使者が来た、その使者はというと。
「そうか、パラオやパプワもか」
「はい、是非貴国と共にです」
 スケルトンの使者がシェリルに話した。
「世界を救いたいのですが」
「そうか、ほなな」
「それならですか」
「会って話をする場所を決めようか」
 シェリルはこの使者にもこう答えた。
「それで詳しい話は貝殻でな」
「それで、ですか」
「サシで話そか」
 こう言うのだった。
「これからは」
「それではですね」
「そや、一緒にや」
「お話していきますか」
「そうしよか」
 シェリルは使者にモレイ達と貝殻で話すことを述べた、そして実際にだった。 
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