夢幻水滸伝
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第百九十一話 海の中の星達その七
「もうここにあいつをな」
「呼びますか」
「そうするか?それで然るべき場所でな」
そこでというのだ。
「三人で話すか」
「そうしてですか」
「話をまとめるか」
「それがしが行くよりも」
「その方が話は早い、それとな」
「それと、とは」
「二人よりも三人でや」
それでというのだ。
「一緒に話して飲み食いした方が楽しいやろ」
「大勢で飲み食いする方が」
「そや」
その方がというのだ。
「それでや」
「三人でと言われますか」
「そうするか、あいつに連絡して」
「バイテ君とお話が出来ますか」
「いや、今すぐは出来ん」
これまた笑ってだ、ハウオファは答えた。
「おらもな」
「では今からですか」
「そや、今からあいつのとこに人をやってな」
そしてというのだ。
「三人で話をしよってな」
「その様にですか」
「誘いかけるか」
「では今は」
「二人でな」
「飲んで食べますか」
「そうしよか」
今は今でというのだ。
「そうしよか」
「それでパラオとトンガのことをですね」
「決めようか、何なら今この場でな」
歩きながら話してというのだ。
「それでや」
「決めるというのですか」
「そうしよか」
「いや、それは」
どうかとだ、モレイは怪訝な顔で返した。
「流石に」
「早過ぎるか」
「そうかと」
「確かな場で話してか」
「決めましょう」
「自分は真面目やな」
「真面目といいますかある程度は話せても」
歩いている間でもとだ、モレイはハウオファに返した。
「やはり」
「それでもか」
「じっくりお話してこそです」
「話がまとまるか」
「そうしたものなので」
それでというのだ。
「そうしましょう」
「海で話してか」
「はい」
そしてというのだ。
「正式に決めましょう」
「ほなな」
ハウオファも頷いてだった、そうして。
二人は海が見えるその場所で席につきそうしてからシンプルだが量が多くかつ種類も豊富な料理を楽しむことになった。
その中でだ、ハウオファはモレイに言った。
「ほなこれからはな」
「一緒にですね」
「やっていこうな、おらの方でパプワのグレイカスに使者を送ってや」
「一緒にとですね」
「言っておくわ」
こうモレイに話した。
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