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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第三百五話 イルミネーションその七

「楽しめばいいんだよ」
「それぞれのやり方で」
「そう思うよ、ただね」
「ただ?」
「飲み過ぎはよくないからね」
 今の僕が言うのも何だと思った、何しろワインを三本飲んだ。足取りが普通なのが奇跡な位だとも思った。
「そのことはね」
「注意ね」
「次の日が心配になるからね」
「二日酔いね」
「ワインは残るからね」
「ええ、かなり残るわよね」
「ビールの二日酔い辛いけれど」
 こちらもかなりだと思う。
「ワインもきついよね」
「そうなのよね、ワインってね」
「お酒が残るんだよね」
「それで二日酔いきついのよね」
「だからね」
「そこは注意ね」
「それ覚悟で飲むならいいよ」
 最初から開きなおるなりしてだ。
「朝起きてすぐにお風呂入るなりしてね」
「二日酔いにはやっぱりお風呂よね」
「だからね」
「そうよね、けれどね」
「そうでないとね」
「二日酔いには注意ね」
「何かワインは仰向けに倒れて」
 それでだ。
「ビールはうつ伏せに倒れるってね」
「酔い潰れるってことね」
「そんな言葉聞いたよ」
「そんな風になるのね」
「何でもね、とにかく二日酔いにはね」
「注意ね」
「明日も仕事だったら」
 そして学校に用事があるとだ、八条学園は学園のある八条町の条例で十五歳からお酒が飲めるので高等部でも皆飲んでいる。
「辛いからね」
「二日酔いには注意ね」
「頭が痛くなる位飲んらだね」
「駄目よね」
「まあそれでもね」
 二日酔いにはだ。
「お風呂だからね、頭から冷えたお水何度も被るか浴びてもね」
「いいのね」
「これで目を覚ます人もいるよ」
 二日酔いからだ。
「そうした人もいるよ」
「そうなのね」
「僕はサウナが一番だと思うけれどね」
「サウナで汗をかくのね」
「うんとね、それでその後でね」
 サウナに入って汗をかいてだ。
「水風呂に入ってね」
「身体を冷やすのね」
「そしてまたサウナに入って」
「また汗をかくのね」
「それでまたサウナに入ったら」
 それを繰り返すとだ。
「もうね」
「二日酔いも解消してるわね」
「だからお風呂が一番だよ」 
 二日酔いにはだ。
「ただ、飲んですぐがね」
「入ったら駄目ね」
「やっぱり二日酔い位に落ち着いて」
 そうしてだ。
「入るのがいいよ」
「それですっきりしてよね」
「そしてね」
「お仕事に行くのね」
「サウナでなくてもね」
「お風呂に入ればいいわね」
「暑いお湯のね、けれど入る時間がないなら」
 それならだ。 
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