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夢幻水滸伝

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第百八十九話 二つの島の統一その三

「そんなことするかよ」
「確かにな」
「そうだよ、だからそっちのことはな」
「安心してええか」
「そうだよ、まあそうした店には行くけれどな」
 虎人はこのことは笑って話した。
「それで猫系の可愛い娘達とうはうはだぜ」
「ああ、俺もだ。ちなみに俺は風水師だ」
 亀人も笑って言ってきた。
「亀人やリザードマンや鰐人の姉ちゃん達とな」
「宜しくだよな」
「ああ、酒池肉林だぜ」
 亀人は虎人に応えて笑って言った。
「そうした店に入ればな」
「ある金全部使ってな」
「何、金がなくなったら依頼受ければいいさ」
「その通りだぜ」
「この二人は気はいいがいささか女好きが過ぎている」
 サイクロプスがマーガレットに笑って話す二人を見つつ述べた。
「自分達の種族の間でな」
「それでも私にはか」
「全くないので安心して欲しい」
「よおわかったわ」
「そして僕もだ、あと僕は医師だ」
「職業はそれか」
「そうだ、そして僕はサイクロプス専門だ」
 そうした感情を抱く相手はというのだ。
「だから僕のこともだ」
「安心してええか」
「貴女にそうした感情は全く感じない」 
 それこそ何一つというのだ。
「それでは何もしない」
「ほんま種族が違うとやな」
「人でもな」
「人といっても」
 ゾンビも言ってきた。
「職業が同じでも。私はドルイドだが」
「この場合職業は関係ない、いや」
 マーガレットはすぐに察した、それは彼女が起きた時にいる日本という国ではよく言われていることだからだ。
「属性か」
「そうだ、私はドルイド等魔術系の相手が好きだ」
「そやねんな」
「だからだ」
 それでというのだ。
「ドルイド等の娘それが服だけでもだ」
「ぐっとくるねんな」
「そうだ、だがそれはあくまでゾンビやマミー等アンデット系の娘だけでな」
「成程な」
「それぞれの属性があるからな、私は貴女がゾンビならだ」
「よかったんやな」
「心から思っている」
 マーガレット自身に告げた。
「そういうことだ」
「そうか、セクハラが問題ないんやったらええわ」
 マーガレットはそれはよしとした。
「後はお金だけやな」
「それはもう公平に山分けでいいだろ」
 虎人が言ってきた。
「余りは教会や神殿に寄付でな」
「それでええか」
「その余りで喧嘩するよりもな」
「神様に寄付してか」
「人様に喜んでもらう方がいいだろ」
「それはそやな」
「それでだよ、じゃあそういうことでな」
 それでというのだ。
「やっていこうぜ」
「そういうことでな、ほなグリフォン退治や」
 こう言って早速だった。
 マーガレットはグリフォン退治に出てそうしてだった。
 実際に一人でグリフォン退治を済ませた、それだけでなく。
 様々な依頼をほぼ一人で達成していった、それでニュージーランドの北の島では瞬く間に知らない者はいないまでになった。 
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