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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第三百五話 イルミネーションその一

                第三百五話  イルミネーション
 賑やかな商店街からイルミネーションの方に向かう、街を行き来する人の顔は皆明るい、見れば男の人だけで何人もいたりする。
 その人達も楽しく酔っている、何かリア充爆発しろとか言っているけれどだ。
「楽しそうだね」
「そうね、気持ちよく酔っていて」
 香織さんもその人達を見て言う。
「凄くね」
「ああしてね」
「楽しんでいいわよね」
「一緒にいる異性の人がいなくても」 
 女の人数人で笑顔で居酒屋に入るのも見た。
「別にね」
「クリスマスは楽しめるわね」
「だからね」
 それでだ。
「ああしてね」
「飲んで笑ってね」
「食べてね」
 そうしてだ。
「楽しめばいいよ」
「そうよね」
「カラオケに行っても」
 丁度カラオケボックスに入る三人位の男の人も見えた。
「いいしね」
「そこで歌ってもね」
「うん、飲んでね」
「というかお酒楽しく飲めたら」
「もうそれでね」
 それだけでだ。
「いいんじゃないかな」
「そうよね」
「それだけで違うから」
「そうよね」
「パーティーしてもね」
 男の人だけ、女の人だけでだ。
「いいしね」
「アメリカとかじゃ普通よね」
「家族でもね」
「そうよね」
「それが日本みたいにね」 
 まさにだ。
「デートだけっていうのは」
「むしろ稀で」
「色々な楽しみ方があっていいよ」
 本当にこう思う。
「そのことはね」
「そうよね」
「別にカラオケ行ってもいいし」
 その他にもだ。
「居酒屋とかで飲んでもね」
「いいのよね」
「あと家族でパーティーしても」
 アメリカ風にだ。
「何をして楽しんでもね」
「本当にどうしてもいいわね」
「うん、ただね」
「ただ?」
「別に一人でもね」
 この場合でもだ。
「楽しんでいいよ」
「何でもいいのよね」
「うん、お仕事から帰って」
 それが学校でも同じだ。
「一人だけとしても」
「ワイン飲んで美味しいもの食べて」
「ローストチキンじゃなくても」
 それでもだ。
「唐揚げでもフランドチキンもね」
「いいのね」
「それでケーキがあったら」
「いいわよね」
「もっと言えばそういうものがなくても」
 ワインなりローストチキンなりケーキなりがだ。 
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