八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第三百四話 クリスマスケーキその五
「聞いていたらね」
「仕方ないわね」
「そうした意見はね、少数意見は聞いても」
それでもだ。
「おかしな意見はね」
「聞かないことね」
「その辺りの見極めが出来ないとね」
「駄目ってことね」
「ものを粗末にするなは常識だよ」
それこそだ。
「それでね」
「おかしな意見はなのね」
「非常識だから」
「聞かないことね」
「それがいいよ」
本当にこう思う。
「聞いていたらおかしくなるから」
「そこを何とかしていかないとね」
「やっぱりよくないね」
「おかしなことはおかしなことね」
「人と違うこと言ってるしてる自分恰好いいって思ってる人もいるけれど」
「それってかえってね」
「冷静に見るとね」
所謂中二病を脱却してだ。
「恰好悪いよ」
「それもかなりよね」
「最悪にね」
最低という言葉も衝くかも知れない。
「格好悪いことだから」
「人と違う、臍曲がりなことを言っても」
「それでクレームもね」
これもだ。
「下手につけるとね」
「恰好悪いわよね」
「その格好悪いことをね」
「する人がいるのね」
「あと自分さえよかったらいい」
そうした考えでだ。
「クレームつける人もいるし」
「除夜の鐘よね」
「他の殆どの人はね」
「日本の風物詩だし」
「それもかなり重要なね」
確かな根拠まである。
「そんなものを五月蠅いとか言って止めさせるとか」
「自己中よね」
「一体どんな人間性なのかね」
もうそれこそだ。
「考えるよ」
「極端に自己中心的な人ね」
「あと意地悪でしていたりとか」
「除夜の鐘を止めさせる」
「あと動物園や水族館が駄目とかは」
この考えはだ。
「もう自分が正しいってね」
「それも絶対によね」
「それで何があっても自分の意見を押し通す」
「そうした人の可能性があるのね」
「うん、少なくともどの人も碌な人じゃないよ」
「そのことは間違いないわね」
「そう思うよ、本当に一人のおかしな意見で全体が迷惑する」
このことはだ。
「どうにかなって欲しいよ」
「おかしな意見は突っぱねることね」
「そうした世の中になって欲しいよ」
「クレームよりよね」
「普通の意見が通る世の中がいいよ」
「殆どの人にとっていい社会ね」
「一部のおかしな人の主張がそのまま通る社会じゃなくてね」
本当にこう思う。
「そうした社会じゃないと」
「皆迷惑よね」
「例えばイルミネーションも」
これもだ。
「何か訳のわからない理由でするなって言う人が出て」
「なくなったら」
「クリスマスはその分だけつまらなくなるよ」
「もうイルミネーションもクリスマスに欠かせないわね」
「僕達もこれから観に行くしね」
ここで食べ終わった後でだ、もう外は暗くなっている。冬になると本当に日が落ちるのが早い。これは秋からのことだ。
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