夢幻水滸伝
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第百八十七話 敵対する者達その十四
「他の欧州の国も続いたんや」
「どうもそれぞれの世界で違いますね」
「様々なことは」
「服についても」
「そして技術についても」
「様々な種族がおってモンスターがおることもな」
シェリルはこのことも話した。
「ちゃうで」
「本当に何かと違いますね」
「色々なことが」
「そしてそのこともですね」
「シェリル様にとってはですね」
「色々勉強になって興味深いわ」
そうだというのだ。
「何かと」
「そうですか」
「ではですね」
「そうしたことも学びながら」
「そうしつつ世界を救われますね」
「そのつもりやで」
まさにというのだ。
「そのことは、ただな」
「ただ?」
「ただといいますと」
「まだ何かありますか」
「起きた世界ではおらん様になった生きものがおることはな」
今言うのはこのことだった。
「ええことや」
「そのことはですか」
「いいことですか」
「そう言われますか」
「実際に思ってるで、それに恐竜もおるんやな」
こちらの生物もというのだ。
「この世界には」
「棲息している地域は限られています」
官吏の一人が答えた。
「恐竜は」
「このオーストラリアにはおらんか」
「アマゾンや一部の浮島等にいます」
そうした地域にというのだ。
「広い範囲にはいません」
「そうやねんな」
「はい、恐竜は」
「ドラゴンは数が少ないけど結構色々な場所におるけどな」
こちらはというのだ。
「そこはちゃうな」
「はい、ですがその力は非常に強く」
「まともに戦えんか」
「人ではかなりのレベルでないと」
こうシェリルに話した。
「餌食になるだけです」
「そやねんな」
「はい」
まさにというのだ。
「巨大ですし」
「恐竜だけあってな」
「はい、ですが」913
「数は少ないな」
「極めて少なく」
それでというのだ。
「レベルも高いので」
「使役するにもか」
「非常にです」
難しいというのだ。
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