夢幻水滸伝
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第百八十七話 敵対する者達その十五
「左様です」
「そやねんな」
「はい、ですがシェリル様でしたら」
「うちやとか」
「出来るかと」
「そやねんな」
「はい、そうかと」
こうシェリルに話した。
「そのことはご安心下さい」
「ああ、恐竜は強いな」
「ドラゴン並の大きさですから」
「ブレスや術はなくても」
「ですが力も強く」
巨大でというのだ。
「ですから」
「それでやな」
「戦力になります」
「そやねんな」
「はい、それに」
シェリルにさらに話した。
「使役してもです」
「ええな」
「そうですので」
だからだというのだ。
「配下にされたならです」
「それやとな」
「それで、ですが」
ここで別の者が言ってきた。
「今日本の奈良から四人の星の方が来られています」
「そうなんか」
「はい、傭兵として雇って欲しいと」
「あの四人やな」
「ご存知ですか」
「ああ、それなりに出来るけどな」
それでもというのだ。
「人としてはな」
「あまりよくないですか」
「怠け者でいい加減と評判や」
「そうですか」
「そんな四人やが人手も足りん」
それでというのだ。
「そやからな」
「はい、雇ってですね」
「頑張ってもらうわ」
こう言ってだった、シェリルは四人を雇った。そうしてそのうえで四人に色々と仕事をさせていくのだった。
第百八十七話 完
2020・11・23
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