八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第三百三話 嘘を吐かないものその七
「ニーチェとか出るけれど」
「ニーチェって誰かとか」
「知っていないと駄目だけれどね」
文庫本で読んだら注釈が付くからわかる。
「教養がね、けれど教養とか知識って本を読んでいたらね」
「身に着くわね」
「だから芥川もいいんだ」
「小林秀雄も」
「けれど吉本隆明はそうで」
「そんな人が戦後最大の思想家で」
「もう全体のレベルがね」
戦後日本の知識人のそれがだ。
「もうそれこそ子供の方が賢い位にね」
「酷いのね」
「だから靖国神社の英霊を貶めたり」
そんなこともだ。
「したんだよ」
「そうなのね」
「人間として屑と言うしかない人達も多くて」
「レベルもなのね」
「低かったんだよ」
「そうだったのね」
「そしてそんな人達はね」
もうそれこそだ。
「これから英霊の人達に祟られてもね」
「おかしくないの」
「そうなって地獄に落ちてもだよ」
その際どんな恐ろしい目に遭ってもだ。
「自業自得だよ」
「それだけのことをしたから」
「うん、自分達が劣勢ならね」
靖国や教科書、慰安婦の問題を自分達で作りだして相手を攻撃するどころか貶めたりせずにだ、しかも日本に実害も与えているからその悪事はとてつもなく罪が重い。
「それを覆す様な主張や思想、政策を出す」
「それが筋よね」
「それをしないでね」
「そんなことをしたら」
それこそだ。
「自分は進歩しないしね」
「報いを受けるわね」
「人を呪えば穴二つっていうけれど」
この言葉も出した。
「人を貶めてもね」
「穴二つね」
「そうだろうね」
こうも思う。
「結局はね、悪事の中でもね」
「かなり質が悪いものなのね」
「人を貶めるってね、それとね」
「それと?」
「今話している人達はね」
七面鳥の肉を食べつつ言った。
「家族に自分のしていること知られたら」
「軽蔑されるわよね」
「下手なヤクザ屋さんより悪いことしてるから」
それだけにだ。
「もうね」
「家族の人に誇れないわね」
「一見新聞記者や大学の先生って社会的地位高いよ」
このことは事実だ。
「けれどね」
「そのやってることがね」
「問題だからね」
「そうよね」
「幾ら職業は立派とされているものでも」
それでもだ。
「行いが悪いとね」
「誇れないわね」
「沢山の人を北朝鮮に送ったなんて」
それこそだ。
「今だとね」
「とんでもない悪事ね」
「そんなことしてるって自分の奥さんや子供が知ったら」
「確実に嫌われるわね」
「軽蔑されるよ」
本当にヤクザ屋さん以上にだ。
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