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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第三百話 日本とクリスマスその九

「係員の人がいつも見てるから」
「あの人ガードマンでもあるのよね」
「ここにも何人かいて」
 それでだ。
「何かあったらね」
「すぐに動いてくれるのね」
「危ない人達が暴れていたら」
 その場合はというと。
「もうすぐにあの人達が動いてくれてそれでも足りないと」
「助っ人も来るのね」
「百貨店にいるね」
「だからここも治安いいのね」
「そうだよ、いつもチェックされてるし」
 そしてだ。
「何かあった時も対応は万全だから」
「安心出来るのね」
「まあロックな世界だと」
 漫画家の梅澤さんの世界だとだ。
「洒落になってない人達普通にいるけれどね」
「ドキュンな人達ね」
「そんな人達がいても」
 というかあの人の作品世界は治安が悪過ぎる。
「すぐにね」
「然るべき人達が出て来てくれるのね」
「それで取り押さえてくれるし警察だってね」
「来てくれるのね」
「そうだよ、だから大丈夫だよ」
「それは何よりね」
「まあ普通に百貨店に行けなくなったら」
 屋上で遊べなくなったらだ。
「その方が問題だよ」
「あれよね、ヨハネスブルグみたいに」
「あそこはまた凄いから」
 まさにそのロックの世界だ。
「道を通ったらね」
「それで犯罪に遭うっていうわね」
「あそこみたいになったら」
 それこそだ。
「怖いしね」
「そうよね」
「だから百貨店もね」
「治安がしっかりしていてこそなのね」
「いいんだよ、しっかりした人がいて」
 セキュリティ関係においてだ。
「それで見ていてくれるから」
「いいってことね」
「うん、ただね」
「ただ?」
「いや、どうもね」
 僕は首を傾げさせてこうも言った。
「ここのガードマンの人かなり強いみたいだよ」
「そうなの」
「武道の有段者の人とかがね」
「いるの」
「そうみたいだよ、八条グループにはガードマンの企業もあるけれど」
 それでグループ内の企業のガードマンも務めているのだ。
「そこの人みたいだよ」
「それじゃあちょっとやそっと変な人が暴れも」
「例えヤクザ屋さんが暴れてもね」
 それでドスなんか出してもだ。
「大丈夫みたいだよ」
「それはかなりね」
「流石に銃を持ちだしたらね」
 日本ではそうそうないことだ、この辺り銃刀法が厳しくて助かる。銃の危うさは刃物の比ではない。
「警察呼ぶしかないけれどね」
「刃物位ならなのね」
「多分警棒持ってるし」
 二段か三段の特殊警棒だと思う。
「いざって時はね」
「大丈夫ってことね」
「うん、まあ変な人は今いないし」
 この屋上にはだ。 
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