| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百話 日本とクリスマスその八

「納得してね」
「クリスマスを楽しむしかないよね」
「今日というこの日をね」
「そうだね」
「楽しめる限り楽しむ」
「その場でね」
「それが一番ね」
 僕に笑顔で話してくれた。
「やっぱり」
「うん、じゃあ食べ終わったらね」
「次は商店街ね」
「少し時間があるから」
 商店街に行ってディナーを食べるまでだ。
「だからね」
「それまではなのね」
「少し百貨店巡ることも考えているけれど」
「じゃあ中見て回りましょう」 
 香織さんも笑顔で言ってくれた。
「そうしましょう」
「特に屋上がね」
「ああ、あそこね」
「ゲームセンターだから」
「スナックコーナーもあるわね、あそこ」
「もう流石に食べるのは今いいよね」
 僕は笑ってこちらの話をした、あちらのスナックコーナーは色々あってそうしてどれも美味しいけれどだ。
「そうだよね」
「それはね、流石にね」
「夜もあるし」
「そっちは今回いいわ」
「それじゃあね」
「じゃあゲームね」
「今日も絶対人が集まってるよ」
 ゲームセンターはだ。
「あそこはね」
「そうよね」
「クリスマスにゲームセンターも」
 そこで一人楽しんでもだ。
「いいしね」
「それはそれで楽しみ方よね」
「うん、だからね」
 それでだ。
「あそこもね」
「人が沢山いるのね」
「それで楽しんでるよ」
「そうなのね」
「面白いレトロゲームも多いし」
 もう古典と言っていいゲームが沢山ある。
「だからそこで遊んでもね」
「いいのよね」
「そう思うよ。僕よ」
「ゲームセンターで楽しむのも楽しみ方ね」
「クリスマスのね、じゃあ次はね」
「屋上ね」
「そこに行こうね」
 僕もカルボナーラを食べつつ言った、そして。
 二人共食べ終わってだった、そのうえで屋上に向かった。勿論どちらのスパゲティも残すことはなかった。
 屋上に行くと十代から二十代前半の青少年がたむろしていた、そうしてそれぞれのゲームを遊んでいた。
 スナックコーナーにも人が多い、僕はその屋上の中で思わず笑顔になった。
「この雰囲気好きなんだよね」
「ゲームセンターのそれが」
「それでスナックコーナーのね」
 両方のそれがだ。
「好きなんだよ」
「笑顔になってるわね」
「賑やかでゲームが一杯あるね」
「この雰囲気が好きなのね」
「食べるものも一杯あるから」
 それでだ。
「この雰囲気が好きでね」
「それでなのね」
「実は結構ここに来てるんだ」
「治安もいい感じだし」
「だってね」
 ここで僕は係員の人を見た、その人を見つつ香織さんに話した。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧