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ヘタリア学園

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第六百二十一話  サウナ大好き

第六百二十一話  サウナ大好き
 フィンランドのお風呂はサウナです。寒い国なのでこれはかなりいいです。
「ぬくもるな」
「そうですよね。だからいいんですよ」
 スウェーデンと一緒に入っています。二人共腰にタオルを巻いてそのうえで入っています。サウナに入っていますから当然ながら全身汗だくです。
「寒さの後でこの暑いサウナにっていうのが」
「そだ。それがいい」
 喜んでいるようにはあまり見えないのは気のせいではありません。
「それでこの後」
「はい、お水に入ってまたサウナに入ってそれを繰り返して」
 サウナの基本です。そうやってどんどん汗をかいて身体の悪いものを出していきます。健康にはそれがとてもいいのです。
「身体も洗って。それでいきましょう」
「そだな。であがったら」
 スウェーデンはそれからの話もします。
「どうする?飲むか?」
「勿論ですよ。ビールにワイン」
「んだ」
 実はフィンランドはかなりの大酒飲みです。スウェーデンでも同じです。寒いとどうしてもお酒が飲みたくなってしまうのです。
「もう用意してますから。早速飲みましょう」
「サウナの後は酒だ」
 やっぱりスウェーデンはお酒が好きです。
「楽しくやるだ」
「ですよね。また二人で飲みあかしましょう」
 こうしてサウナの後はいつも二人仲良く飲む二人でした。仲良きことは美しきかな、それはサウナにも言えるのでした。もっとも逆の場合も言えたりするのですけれど。


第六百二十一話   完


                                       2009・3・8
 
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